「本を読みたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」「児童文学からもう一歩ステップアップしたい」と悩んでいる皆さんへ。読書は、新しい世界を知り、さまざまな感情に触れ、自分の考えを深める素晴らしい体験です。

特に中学生という思春期は、読書を通して新しい視点や発見を得る重要な時期です。
この記事では、「面白い」と感じてすぐに夢中になれる、読書経験が浅くても楽しめる中学生向けのおすすめ本を、話題作からジャンルの王道まで厳選して33作品ご紹介します。夏休みの読書感想文や朝の読書の時間、あるいはちょっとした合間にサクッと読める作品 まで、興味の扉を開く一冊がきっと見つかるはずです。
中学生におすすめする本として気を付けなくてはいけないこと
- 命が失われる場面が少ない
- 性的な描写が控えめ、またはほとんどない
- 暴力的な表現が少なく安心して読める
- 読むと明るい気持ちになれる・楽しいストーリー
- 将来の学びや考え方のヒントになる
- 中学の授業や勉強に生かせる内容

子どもに悪影響がある本は今回選んでいないので安心して!

それでは、読書が苦手な子でも読みやすいおすすめ本33作品です!
中学生におすすめ本紹介33作!!
中学生に特に人気の高い、ミステリー、青春、感動、ファンタジー、ノンフィクションといった多様なジャンルから、おすすめの33作品を紹介します。
かがみの孤城
あらすじ
学校で孤立し、家に引きこもっていた中学生のこころ。ある日、自分の部屋の鏡が光り、不思議な城へと引き込まれる。そこには同じように学校に行けなくなった7人の中学生が集められていた。彼らに与えられたルールは、「願いを一つだけ叶えられる鍵」を見つけること。しかし、城で過ごすうちに彼らは互いの傷や苦しみを少しずつ知り、やがて思いがけない「つながり」と「真実」にたどり着く。
推薦ポイント
第16回本屋大賞受賞作。いじめや不登校といった重いテーマを扱いながらも、登場人物の心の成長が丁寧に描かれており、読む人の心に温かい光をともす。自分の居場所を見失いそうになったとき、「ひとりじゃない」と思わせてくれる作品。ラストに明かされる真実には、思わず涙がこぼれるほどの感動が待っている。

辻村深月さんの作品なら間違いなく面白いわね!!
君の膵臓をたべたい
あらすじ
無口で目立たない高校生の「僕」は、ある日病院で一冊の文庫本を拾う。それはクラスメイト・山内桜良の日記で、彼女が重い病気を抱え、余命わずかであることが書かれていた。秘密を知ってしまった「僕」は、彼女に誘われるまま一緒に過ごす時間を重ねていく。明るく無邪気な桜良と、心を閉ざした僕。二人の対照的な性格がぶつかり合いながらも、少しずつ互いを変えていく。そして訪れる別れの瞬間に、僕は“生きる”ということの意味を深く知るのだった。
推薦ポイント
タイトルの印象とは裏腹に、命の尊さと人との絆を静かに描いた感動作。派手な出来事はないが、一つ一つの会話や風景が心に残る。読後には、今という時間を大切に生きようと思わせてくれる。友情とも恋とも言えない、繊細で真っすぐな心の交流が美しい青春小説。

映画にもなってヒットしたけど、文章のきれいさもひとつの見どころよね!
カラフル
あらすじ
「ぼく」は死後の世界で天使から告げられる——「あなたは抽選に当たりました。もう一度人生をやり直すチャンスです」。こうして中学生・小林真の体に入り込み、再び生きることになったぼくは、彼の家庭や学校で起こる現実に戸惑いながらも、人間らしい悩みや喜びに触れていく。親子の関係、友だちとの距離、恋心——。さまざまな出来事を通して、ぼくは「生きるとは何か」を少しずつ理解していく。
推薦ポイント
生まれ変わりというファンタジーの形をとりながらも、実はとても現実的な人間ドラマ。完璧な人なんていない、みんな何かを抱えて生きている——そんなメッセージが優しく心に届く。悩みを抱える中高生にこそ読んでほしい一冊で、読み終えた後は世界が少しだけ色鮮やかに見えるようになる。

もう、不屈の名作!10年後もおすすめ本に入ってくる名著ですね!!
西の魔女が死んだ
あらすじ
中学に通えなくなった少女・まいは、夏休みの間、イギリス人の祖母が暮らす田舎の家で過ごすことになる。おばあちゃんは「西の魔女」と呼ばれ、ハーブや料理、自然と共に生きる知恵を持っていた。まいはその暮らしの中で、物事を自分で決める力や、心の整理の仕方を少しずつ学んでいく。やがて季節が巡り、まいは自分の力で前へ進む勇気を得る。
推薦ポイント
静かで美しい文章の中に、生き方のヒントがつまっている物語。派手な展開はないが、心がじんわりと温まる。家族や自然との向き合い方を見つめ直すきっかけにもなる。大人になってから読み返しても、新しい気づきがある永遠の名作。

大人も楽しめる本よね。文体がおしゃれな気がするわ!
バッテリー
あらすじ
中学入学を前に、天才ピッチャー・原田巧は新しい町へ引っ越してくる。彼の球を受け止めたのは、キャッチャーの永倉豪。野球への情熱とプライドをぶつけ合う二人は、時に衝突しながらも、互いの存在を認め合う中で絆を深めていく。チームメイト、家族、ライバルとの関わりの中で、巧は「本気で生きる」という意味を知っていく。
推薦ポイント
青春スポーツ小説の金字塔。野球を題材にしながらも、中心にあるのは友情と成長の物語。言葉を交わさなくても伝わる信頼や、思春期ならではの不器用な感情がリアルに描かれている。読むと心が熱くなり、自分も何かに夢中になりたくなる。努力や仲間の大切さを教えてくれる一冊。

本気で生きるってどんなことなのか、どんなにすばらしいのかが描かれていますね!
ぼくらの七日間戦争
あらすじ
東京の下町にある中学校。教師や親に厳しく管理され、自由のない毎日にうんざりしていた中学生たちが、「大人に反抗して自由を取り戻そう」と決意する。彼らは夏休みのある日、廃工場に立てこもり、外の大人たちと“七日間の戦争”を繰り広げることに。知恵と団結で大人たちを翻弄する少年少女たちの姿は、まさに青春そのもの。笑いと涙、そしてスリルに満ちた七日間の冒険の先に、彼らが見つけた「ほんとうの自由」とは何だったのか——。
推薦ポイント
子どもたちの反抗が単なるいたずらで終わらず、「自分で考え、行動することの意味」を教えてくれる爽快な物語。笑いあり、涙ありの展開で、読書が苦手な人でも一気に読み進められる。友情、勇気、そして自由を信じる心が描かれており、読後には前向きな気持ちになれる。世代を超えて愛される青春エンターテインメントの名作。

うるさい大人っているわよね!そんな奴はやっつけちゃえ!!
時をかける少女
あらすじ
ある日の放課後、理科実験室の掃除をしていた少女・芳山和子は、見慣れないラベンダーの香りに包まれる。翌日から、彼女の身に不思議な出来事が起こり始めた——気づけば時間が巻き戻っているのだ。和子は「タイムリープ」という時間を超える力を手に入れたことを知る。最初は戸惑いながらも、やがてその力を使って友人たちを助けたり、自分の未来を確かめようとしたりする。しかし、時間を越えることには思いがけない代償があり、和子は大切な「ある想い」と向き合うことになる。
推薦ポイント
青春のきらめきと切なさを描いた、日本SF文学の金字塔。恋や友情、そして「過ぎていく時間の尊さ」が、透明感のある筆致で描かれている。短い物語の中に、人生のはかなさや未来への希望が詰まっており、何度読んでも新しい発見がある。読後には、時間の流れや人との出会いを大切にしたくなる一冊。

名作中の名作!時間の大切さを知ることが出来る作品だね!
一瞬の風になれ
あらすじ
サッカー少年だった新二は、けがをきっかけに陸上の世界へ。兄・連と幼なじみの蓮の姿に刺激を受け、リレーで全国大会を目指すことを決意する。練習を重ねるうちに仲間との絆が深まり、チームで走ることの喜びや難しさを実感していく。勝負の世界に生きる青春の真っ只中で、新二は「速さ」とは何か、「努力」とは何かを見つめながら、自分自身と向き合っていく。風を切って走る描写は圧巻で、まるで一緒にトラックを走っているような臨場感が味わえる。
推薦ポイント
読んでいるだけで心が走り出すような爽快感に満ちた青春スポーツ小説。努力、友情、挫折、成長——中高生なら誰もが共感できるテーマが詰まっている。部活動に打ち込む人にとってはもちろん、「自分の限界を超えたい」と思うすべての人の背中を押してくれる物語。読むたびに勇気とやる気をもらえる。

青春スポーツ小説はもう熱狂したい何かを持っている人の背中を押してくれるわよね!
東京バンドワゴン
あらすじ
東京の下町にある古書店「東京バンドワゴン」。そこには、4世代が一緒に暮らす個性豊かな大家族がいる。頑固だけど愛情深い祖父・勘一を中心に、自由奔放な父、しっかり者の母、明るい子どもたち。にぎやかな毎日には、笑いあり、ちょっとした事件あり。行方不明の本をめぐる謎や、人と人とのすれ違いを、家族みんなで知恵と優しさで解決していく。読んでいると、まるでその家族の一員になったような温かさに包まれる。
推薦ポイント
ミステリー、ホームドラマ、コメディが絶妙に混ざり合った、心がほっとするシリーズ。人との絆、家族の在り方、そして日常の中にある小さな奇跡を描いている。どの世代が読んでも優しい気持ちになれる物語で、「家族っていいな」と思わせてくれる。読書が苦手な人にもおすすめの“人情小説”の代表作。

人の人情が現代を生きる子どもたちにどう映るかな?こんな優しい気持ちになれる物語も少ないよね!
ナミヤ雑貨店の奇蹟
あらすじ
夜の街をさまよっていた3人の若者が、ふと入った古びた雑貨店「ナミヤ雑貨店」。そこはかつて、どんな悩みにも手紙で答える“相談屋”として知られていた場所だった。ところが、閉店したはずのその店の郵便受けに、なぜか今も悩み相談の手紙が届く。3人は戸惑いながらも返信を書くうちに、過去と現在、人と人とのつながりが不思議な形で交差していく。そして、思いがけない“奇蹟”が彼らを待っていた——。
推薦ポイント
人の心の温かさを静かに描いた感動の物語。ミステリーでありながら、読後にはやさしい涙が流れる。誰かの悩みに寄り添うこと、見えないところで支え合うことの大切さを教えてくれる。時間を超えて人の思いがつながる構成も見事で、「人を信じる気持ち」を思い出させてくれる一冊。読むと心がじんわりと温かくなり、明日を優しく生きたくなる。

ナミヤ雑貨店行ってみたいわ~~!
希望のひとしずく
あらすじ
ある日、町はずれの公園で「願いを叶える井戸」があるという噂を聞いた中学生たち。半信半疑でその井戸を訪ねてみると、そこには思い思いの願いを書いた紙がたくさん投げ込まれていた。興味を持った彼らは、井戸に関わる人々の話を調べるうちに、願いの裏にある“誰かを思う気持ち”や“優しさの連鎖”に気づいていく。やがて自分たちの小さな行動が、町の人たちの心を少しずつ明るく照らしていくことに気づくのだった。
推薦ポイント
「人の幸せを願うことは、自分の幸せにもつながる」——そんな温かいテーマが静かに心に残る作品。特別な出来事があるわけではないのに、登場人物の思いやりや優しさがじんわりと胸に広がる。読後には、身近な人を大切にしたくなるような気持ちになる。穏やかな語り口の中に、確かな希望が息づくヒューマンストーリー。

自分が自分がじゃないって分かってはいるけど……。どんな物語なのか気になるね!
成瀬は天下を取りにいく
あらすじ
滋賀県大津市に住む中学生・成瀬あかりは、何事にも動じないマイペースな性格。まっすぐでぶれない彼女の行動は、時に周囲を驚かせ、巻き込み、笑わせながら、町中を少しずつ変えていく。文化祭、地域のイベント、そして日々の人間関係の中で、成瀬は「自分らしく生きること」の意味を体現していく。どんな時も信念を曲げず、堂々と前に進む姿が、読む人の心を軽くしてくれる。
推薦ポイント
2024年本屋大賞受賞作。成瀬あかりというキャラクターの芯の強さと自由さが、読む人に爽やかな勇気を与えてくれる。笑えて、元気になれて、気づけば前向きになっている青春短編集。自分を変えようと頑張るのではなく、「自分のままでいい」と思わせてくれる優しさが魅力。すべての中高生におすすめしたい、等身大の応援ストーリー。

大ヒット作の成瀬ですね!中学校の図書館でも予約で一杯だったくらい人気ですよね!
透明なルール
あらすじ
学校、部活、友だち、SNS……。見えない“ルール”にしばられて、息苦しさを感じながら生きる10代の少年少女たち。誰かに合わせなければならない、空気を読まなければならない——そんな不安や悩みの中で、それでも自分を見失わずに生きようとする姿が丁寧に描かれる。
それぞれの視点から語られる物語が少しずつつながり、読者は「生きづらさの中にも希望はある」と感じられるようになる。
推薦ポイント
現代の中学生・高校生が共感できるテーマがつまった短編集。心の中で感じる“モヤモヤ”をそのまま描きながら、決して重くなりすぎない語り口で寄り添ってくれる。誰もが感じる不安や孤独に、「それでも大丈夫」と優しく背中を押してくれるような一冊。読み終えるころには、世界が少しやさしく見える。

見えないルールってあるよね。見えないからこそ分からなくて察してって雰囲気。それでも大丈夫だよって教えてくれる一冊ね!
謎解きはディナーのあとで
あらすじ
大財閥の令嬢でありながら警察官として働く新米刑事・宝生麗子。そんな彼女の捜査を支えるのは、完璧な執事・影山。だがその執事は、いつも麗子を皮肉たっぷりにいじりながら、難事件をあっさりと解決してしまう。豪華な屋敷、上流階級の社交界、そしてちょっと風変わりな事件の数々——。テンポの良い会話と鋭い推理が繰り広げられる、痛快なミステリー。
推薦ポイント
毒舌執事×お嬢様刑事というユーモラスなコンビが魅力の人気シリーズ。推理小説でありながら、軽妙な会話とテンポの良さでぐいぐい読ませる。難しいトリックよりも、キャラクター同士の掛け合いやコミカルな展開が中心なので、ミステリー初心者や中学生にもぴったり。笑いながら読めて、最後には「なるほど!」とスッキリできる一冊。

「謎解きはディナーのあとで」は超有名なタイトルだよね!推理小説として楽しめる一冊ですね!
氷菓
あらすじ
「省エネ主義」をモットーに、何事にもできるだけ関わらないように生きている高校生・折木奉太郎。そんな彼がひょんなことから入部した「古典部」で、好奇心旺盛な少女・千反田えると出会う。彼女の「わたし、気になります!」の一言に押され、奉太郎は日常の中に潜む小さな謎を次々と解き明かしていく。過去の事件、学校に伝わる噂、そして自分たちの心の奥に隠れた真実——。静かな日常の中に、知的なスリルと青春のきらめきが広がる。
推薦ポイント
「日常の謎」というジャンルを確立した人気青春ミステリー。派手な事件ではなく、日々の中のちょっとした違和感を解き明かしていく過程が魅力的。論理的な思考と人間の感情が交錯する繊細なストーリーは、読書や推理が好きな中高生にぴったり。登場人物たちの成長や心の変化も丁寧に描かれており、読むたびに新しい発見がある知的で美しい物語。

廃部寸前の古典部なんて設定からして面白そうよね!
小市民シリーズ
あらすじ
「できるだけ穏やかに、目立たず平凡に生きたい」――そんな信条を掲げる小鳩常悟朗と、小佐内ゆき。ふたりは“小市民”を目指して日々を過ごしているが、なぜかいつも不可解な出来事に巻き込まれてしまう。
噂話の真相、消えたお菓子、ささいなすれ違い…。どれも日常の延長線にあるような小さな謎だが、彼らの観察眼と知恵によって、意外な真実が浮かび上がっていく。ミステリーでありながら、青春のきらめきや友情の機微が丁寧に描かれた人気シリーズ。
推薦ポイント
難しい事件よりも、身近な出来事の中に潜む「人の思い」に焦点を当てたライトミステリー。軽快な会話のリズムとユーモラスなやり取りが魅力で、読むと自然に登場人物たちの関係に引き込まれる。推理の面白さと青春の切なさがほどよく混ざり合い、読書初心者や中高生にもぴったりの一冊。

できるだけ穏やかに過ごしたい。そう思う二人がとても愉快に過ごす読みやすい小説です!
珈琲店タレーランの事件簿
あらすじ
京都の古都の片隅に佇む「珈琲店タレーラン」。そこには、香り高いコーヒーとともに、静かに人の心を見抜くバリスタ・切間美星(きるまみほし)がいる。
常連客の小さな悩みや誤解、すれ違いの裏には、ほんの少しの“謎”が隠れている。美星は一杯のコーヒーを差し出すように、穏やかな言葉と鋭い洞察で人々の心のもつれをほどいていく――。事件よりも人の温かさを感じられる、優しい時間が流れるミステリー。
推薦ポイント
人が死なない“日常の謎”シリーズとして大人気。京都の情緒ある街並みと、珈琲の香りが漂う落ち着いた雰囲気が読者を包み込む。推理要素はしっかりしていながらも、読後には心が温かくなる。ゆったりと読書を楽しみたい人や、穏やかな気分でミステリーを味わいたい人におすすめ。

日常謎ミステリーは、スリルはないけど心がこんなにも優しくほだされていくのね!
掟上今日子の備忘録
あらすじ
「眠ると記憶を失う」――そんな奇妙な体質を持つ名探偵・掟上今日子(おきてがみきょうこ)。彼女は、記憶が残っている“その一日”のうちにすべての事件を解決してしまう。
依頼人の疑いを晴らしたり、難解な事件を鮮やかに解いたりと、彼女の推理はいつも完璧。しかし、毎回記憶を失う彼女には、どこか切なさと孤独がにじむ。スピーディーな展開の中に、人間味あふれる温かさが光る物語。
推薦ポイント
ユニークな設定とテンポの良い展開で、読んでいて飽きない一冊。記憶を失うという制約の中で、今日子さんがどのように真実へたどり着くのかが見どころ。登場人物の個性も際立っており、ドラマやアニメでも人気を博した。1話完結型のため、隙間時間の読書にもぴったり。

キングオブ中2秒といっても過言ではない西尾維新さんの名作小説。理由は語りません。何も言わずに手に取ってください!面白いです!
ある閉ざされた雪の山荘で
あらすじ
冬の雪深い山奥、舞台のリハーサルに集まった7人の俳優たち。だが、吹雪によって外界との連絡が絶たれ、彼らの「演技」は次第に現実と区別がつかなくなっていく。
台本に書かれた“殺人劇”が、次第に現実のものとなっていく恐怖。誰が演じているのか、誰が嘘をついているのか――。緻密に組み立てられた構成と意外すぎる結末が読者を待ち受ける。
推薦ポイント
密室劇のような緊張感と、東野圭吾らしい論理的な構成が融合した傑作。登場人物たちの心理戦や駆け引きがスリリングで、読み進める手が止まらない。読後には「もう一度最初から読み返したくなる」仕掛けがあり、ミステリーの醍醐味を味わえる。

東野圭吾さんはいま日本で一番人気のある作家といっても過言ではないわ!図書館の予約ランキングでも必ず名前が挙がるもの!「もう一度最初から読みたくなる」をためしてみて!
告白
あらすじ
中学校の終業式の日、教師・森口悠子がクラスの前で語り出した。「このクラスの生徒に、私の娘を殺されたのです」。その衝撃の一言から、物語は静かに、しかし確実に狂い始める。
教師、生徒、親、それぞれの視点で語られる真実は少しずつ重なり合い、やがてひとつの全貌を形づくっていく。誰もが“正しい”と思っているのに、誰かが傷ついていく――。人の心の闇と希望を見つめる、深い感情の物語。
推薦ポイント
圧倒的な構成力と心理描写で、読む人の心を揺さぶる社会派ミステリー。重いテーマを扱いながらも、登場人物たちの言葉に考えさせられるものが多く、「人を理解するとは何か」「許すとはどういうことか」を問われる。読み終えたあと、長く心に残る名作。

みんな大好き湊かなえさんの映画化もされた作品!圧倒的な文体は読書の楽しさも教えてくれます!!
陽気なギャングが地球を回す
あらすじ
嘘を一瞬で見抜く男、正確すぎる体内時計を持つ女、人の心を読むスリ、そしてカリスマ的なリーダー――そんな個性派4人組が、息の合ったチームワークで銀行をスマートに襲う“陽気なギャング”。
だがある日、せっかく奪った金を別の強盗団に横取りされてしまう。プライドにかけて取り返すため、4人は知恵とユーモアを武器に再び動き出す。どこまでもポジティブで、痛快なリベンジ・エンターテインメント!
推薦ポイント
軽快な会話とテンポの良い展開が魅力の伊坂幸太郎作品の中でも、特に“楽しい”一冊。トリックの回収も見事で、伏線がすべてつながった瞬間には思わずニヤリとする。犯罪を扱いながらも後味はさわやかで、映画のようなスピード感に満ちている。読後には不思議と元気をもらえるユーモアミステリー。

人気作家伊坂幸太郎さんの作品の中でも特に読みやすくて面白い一冊!!
キノの旅 the Beautiful World
あらすじ
旅人のキノと、言葉を話す二輪車エルメス。二人(?)は、“世界は美しく、しかし時に残酷でもある”というテーマを胸に、さまざまな国を巡る。
その国ごとにまったく異なる文化や価値観、常識があり、人々はそれぞれの「正しさ」の中で生きている。戦争をする国、平和すぎる国、言葉を奪われた人々……。短編形式で描かれる物語はどれも寓話のようで、読む人の心に静かな問いを残す。
推薦ポイント
1話ごとに完結しているため、どこからでも気軽に読める構成。哲学的でありながら難しすぎず、中学生にもわかりやすい文章で描かれている。読むたびに「正義」「幸せ」「自由」などのテーマについて自然と考えさせられる一冊。想像力と感受性を育てる読書としてもおすすめ。

世界に広さと想像力を育んでくれる一冊ね!
デモンズ・クレスト1 現実∽侵食
あらすじ
VRゲーム「デモンズ・クレスト」の世界と現実が、ある日突然“融合”してしまった――。
プレイヤーたちはゲームの中に閉じ込められ、現実と仮想が曖昧になった新しい世界で生き抜くことを強いられる。かつてはゲームだった世界で、今や命をかけたサバイバルが始まる。戦う理由、信じる仲間、そして現実に戻る方法はあるのか――。
「ソードアート・オンライン」の川原礫が描く、迫力満点のVRファンタジーの新章が幕を開ける!
推薦ポイント
ゲーム好きにはたまらないリアルな戦闘描写と、次々と展開するスリル満点のストーリーが魅力。VRやAI、メタバースなど現代的な要素が詰まっており、テクノロジーへの理解にもつながる。主人公の成長や仲間との絆も熱く、読後には“生きること”の意味を感じさせてくれる。現代の冒険小説としてぜひ読んでおきたい一冊。

VRゲーム設定からして面白そうな物語。ゲームの世界と現実が融合したら世界はどう変化する?!どう生き抜く?!ワクワクしながら読める作品!
ある魔女が死ぬまで
あらすじ
余命を宣告された若き見習い魔女・セレス。彼女に残された時間はあとわずか。しかし、師匠から言われたのは「呪いを解くには、人の“嬉し涙”を千粒集めること」。
セレスは笑顔と魔法を携えて、人々の幸せを探す旅に出る。出会うのは悲しみを抱えた人々、そして優しい奇跡。限りある命の中で、誰かを笑顔にすることの尊さを学んでいく。
切なさと希望が同時にあふれる、やさしい魔法の物語。
推薦ポイント
死をテーマにしながらも重くなく、むしろ“生きる喜び”を感じさせてくれる作品。魔法やファンタジー要素が心地よく、読んでいるうちに自然と涙と笑顔がこぼれる。キャラクター同士の関係もあたたかく、師弟愛・友情・希望が丁寧に描かれている。日常に疲れたとき、心を癒してくれるような優しい物語。

嬉し涙を集めることってなかなかできないのよね。いつも悔しくて悲しいことが起こって泣くから。でもこの物語は出会う人出会う人みんな奇跡のような人たちね!
神の庭付き楠木邸
あらすじ
山あいの町にひっそりと建つ、古い屋敷・楠木邸。そこには、人間には見えない“神々”や“あやかし”たちが集う不思議な庭がある。
屋敷を管理する青年・楠木朔は、祓いの力を持ちながらも穏やかに彼らと共に暮らしている。迷い込む客人の悩みを解いたり、神々のトラブルをなだめたりと、静かだけれど心あたたまる日々。神と人とが共に生きる、“やさしい奇跡”が詰まった物語。
推薦ポイント
怖くない“あやかし”物語で、ほっこりした気持ちになれる作品。人と神が支え合って生きる姿に癒やされ、日々の小さな幸せを見つめ直したくなる。美しい日本語と穏やかな空気感が特徴で、読書初心者にもおすすめ。疲れた心をそっと包み込んでくれるような、静かな癒し系ファンタジー。

まったく関係ないけど、こういう本で自然と神様の名前とか覚えるのよね。読書ってどこで役に立つか分からないわ!
Unnamed Memory I 青き月の魔女と呪われし王
あらすじ
王太子オスカーは、生まれながらに「自分の子どもは必ず命を落とす」という恐ろしい呪いをかけられていた。
その呪いを解くため、彼は“青き月の魔女”と呼ばれる伝説の存在ティナーシャを訪ねる。塔に閉じこもり、千年以上を生きる彼女は、強大な力と冷静な知恵を持つ魔女だった。
オスカーは彼女に呪いを解いてほしいと願うが、ティナーシャはその依頼にひとつの条件を出す——「呪いを見届けるため、しばらくあなたのそばにいましょう」。
こうして、王と魔女の不思議な同居生活が始まる。互いの心が少しずつ近づいていく中、国を揺るがす陰謀と古代の秘密が動き出す――。
推薦ポイント
壮大なスケールで描かれる、運命と愛と魔法の物語。王と魔女という対等で特別な関係が、少しずつ変化していく様子がとても丁寧に描かれており、ロマンスが苦手な人でも自然に引き込まれる。
世界観は美しく、緻密で、まるで映画を観ているような臨場感がある。ファンタジーでありながら人間ドラマとしても深く、勇気や誠実さとは何かを考えさせられる名作。恋愛と冒険の両方を楽しみたい人にぴったり。

壮大すぎるスケールの中に人間の恋愛要素も含まれているからわくわく、どきどきが面白い本よね!
魔法の図書館
あらすじ
ある日、読書好きな少女リラは、放課後に訪れた古い図書館で、不思議な光を放つ一冊の本を見つける。
ページをめくった瞬間、まばゆい光に包まれ、気がつくとそこは“本の中の世界”だった――。
おとぎ話の登場人物たちが暮らす国、知識を食べる鳥、言葉が生きている森……。リラはさまざまな世界を旅しながら、言葉の力と想像することの大切さを学んでいく。
そして最後に待っていたのは、「自分自身の物語」と向き合う瞬間だった。
推薦ポイント
本好きの人なら誰もがワクワクする設定。図書館を舞台にしたファンタジーとして、知識や想像力がどれほど素敵な冒険を生むかを教えてくれる。
物語を通して「読むこと」「学ぶこと」「自分を信じること」の意味を優しく伝える作品で、読後はまるで本の中を旅してきたような充実感が味わえる。中学生にも読みやすく、読書の楽しさを再発見できる一冊。

図書館が異世界への入り口だなんてまさに現実の図書館の理想です!自分自身と向き合うとはどういうことなのか楽しみですね!
ホビットの冒険
あらすじ
ホビット族のビルボ・バギンズは、静かで穏やかな日常を愛する“平凡な小人”。
ところがある日、魔法使いガンダルフと13人のドワーフたちが突然訪ねてきて、竜スマウグに奪われた宝を取り戻す冒険へ誘う。最初は渋々参加したビルボだったが、旅の中で危険や試練に立ち向かいながら、次第に勇気と知恵を身につけていく。
森のエルフ、洞窟のゴブリン、謎の指輪――やがて彼の冒険は、世界の運命を変える第一歩となる。
推薦ポイント
『指輪物語』の前日譚として知られる不朽の名作。ユーモアと緊張感が絶妙に入り混じり、登場人物たちの個性が光る。物語を通じて、「本当の勇気とは何か」「平凡な人間でも世界を変える力を持てる」というメッセージが伝わってくる。ファンタジー初心者にも読みやすく、冒険の楽しさや成長の喜びを存分に味わえる一冊。

古典になるけど、冒険するわくわく感をもって読める名作ね!
ゲド戦記
あらすじ
魔法の才能を持つ少年ゲドは、故郷の島で生まれ育ち、師のもとで修行を重ねるうちに次第に力を増していく。
しかし、若さゆえの驕りから禁じられた呪文を唱え、“影”という存在を呼び出してしまう。影はゲドを追い続け、世界の均衡を脅かす。自らの過ちを償うため、ゲドは広い海と島々をめぐる旅に出る。魔法、友情、恐れ、そして自分自身との戦いを通して、彼は真の賢者へと成長していく――。
推薦ポイント
ただの魔法冒険物語にとどまらず、「自分とは何か」「光と闇はなぜ存在するのか」といった哲学的なテーマを静かに問いかける名作。
言葉の美しさ、世界観の深さ、ゲドの成長の物語が多くの読者の心を打つ。
読むたびに新しい発見があり、大人になってから読み返しても味わいが増す。思索的な読書を楽しみたい中高生におすすめ。

スタジオジブリも映画化した作品らしく、「自分とは?」「正義と悪とは?」と問いただす作品。大人になっても面白いです!
わたしはマララ
あらすじ
教育を受けることが当たり前ではないパキスタンの地域で育った少女・マララ。
彼女は「女の子にも勉強する権利がある」と声を上げ続けた。しかしその行動が、タリバンの怒りを買い、通学中に銃撃されてしまう。
奇跡的に一命を取りとめたマララは、世界に向けて「教育こそが平和への道だ」と訴え続ける。ひとりの少女が世界を動かした、勇気と希望の実話。
推薦ポイント
マララの強さと優しさに心を打たれるノンフィクション。困難に立ち向かう姿は、読者に「自分にも何かできる」と思わせてくれる。教育・平和・人権といったテーマを、実体験を通して深く学べる内容で、中学生の社会科や道徳の学びにも直結する。読むことで「当たり前に学べることの尊さ」に気づかされ、世界をより広く見るきっかけとなる一冊。

今自分たちが暮らしている日常がどれほど素晴らしいものなのかを知るきっかけをくれる一冊です。
あなたが世界を変える日
あらすじ
1992年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた地球サミット。たった12歳の少女セヴァン・スズキは、子ども代表として世界のリーダーたちの前で環境問題についてスピーチを行いました。
彼女は「大人たちは、なぜ地球を壊すの?」と真っ直ぐに問いかけ、会場を静まり返らせます。自分たちの未来を守るために、今できることを訴えたその言葉は、今なお世界中の人々に感動を与え続けています。
この本は、セヴァンの実際の演説とその後の活動、そして環境問題に対して私たち一人ひとりがどう行動できるかを教えてくれる一冊です。
推薦ポイント
「あなたが世界を変える日」は、SDGs(持続可能な開発目標)の考え方が広まるよりずっと前に、環境を守る大切さを子どもの目線から伝えた作品です。
年齢や立場に関係なく、誰もが「地球のためにできることがある」と気づかせてくれます。学校の環境学習や総合的な学習の時間にもぴったりで、自分の意見をもつ勇気、そして声を上げる大切さを学べる一冊です。

SDGs(持続可能な開発目標)の原点を教えてくれる本ね!
竜馬がゆく
あらすじ
幕末の混乱期、まだ日本が開国か攘夷かで揺れていた時代に、土佐の国(現在の高知県)から一人の青年が立ち上がります。その名は坂本竜馬。身分やしがらみにとらわれず、「日本を新しい国にしたい」という志を胸に、彼は仲間たちとともに奔走します。海援隊をつくり、薩長同盟を仲立ちし、時には敵とも手を取り合いながら、日本の未来を切り開いていく――。
司馬遼太郎の筆で描かれる竜馬の生き様は、まるで時代を駆け抜ける風のよう。笑いあり、涙ありの歴史ロマンが広がります。
推薦ポイント
「竜馬がゆく」は、ただの歴史小説ではありません。理想を語り、人々を信じ、時代を動かした一人の人間の物語です。どんな困難にも前向きに挑む竜馬の姿からは、夢をあきらめない力や、人をつなぐリーダーシップを学ぶことができます。読むほどに自分の生き方を見つめ直したくなる――まさに中高生にもおすすめしたい、日本人の心を熱くする名作です。

「竜馬がゆく」は司馬遼太郎のベストロングセラーですがおすすめは漫画にしました。こんなにわかりやすく、坂本龍馬の概要を知れる本は他にありません。
まとめ
中学生におすすめの面白い本として、ファンタジーから青春、ミステリー、そしてリアルな社会問題に触れるノンフィクションまで、幅広いジャンルの作品を33冊をご紹介しました。
本を選ぶ上で最も大切なのは、「面白そう!」と感じる本を手に取ってみることです。読書は、読めば読むほど、今後の人生を左右すると言っても過言ではない思いもよらない出会いがあります。

生き方を変えたい。人生を変えたい。何かを変えたい。そう思ったら本を読んでみよう!!
上記の33作品は、単にストーリーが面白いだけでなく、学びや感動、そして新しい価値観を育む要素も含まれています。
通学時間や休日のちょっとした時間を使って、ぜひこのリストからあなただけの特別な一冊を見つけ、物語の世界に深く浸ってみてください。読書を通じて、新たな視点や自己理解が深まることを願っています。



コメント