「司書になろうか迷っている」「将来性がないんじゃ…」という不安を抱えていませんか?
この記事では、国内外の資格制度や学位の違い、今後必要とされるスキルを整理しながら、「司書の未来」に光を当てます。
1. 日本と海外の司書資格の違い
日本の司書資格が学部レベルでとどまっていることとは違って、アメリカ・カナダでは修士号が必須となっています。
修士を取ることを前提としているだけって専門職としての地位が高いことを裏付けています。
- 日本では、司書資格は大学の必修科目や通信講座で取得できますが、学士レベルに留まるのが一般的。
- 一方、アメリカ・カナダでは司書(Librarian)になるには修士号が必要で、専門職としての地位が確立されています 。
👉 アメリカ・カナダでは、図書館学の修士(Master of Library Science)取得がキャリア上の前提。
日本でも将来性ある司書になるには、「学士+α」の視点が重要になります。
大学院でMLIS(Master of Library and InformationScience)を取得することが専門団体で働く必須の条件となっています。

日本でも専門性の向上をはかり、司書の地位向上が望まれます。

図書館司書なんて役に立たない資格取ってどうするの?って声は根強いよね。
2. オンライン教育で海外修士を取得するメリット
- オンラインで修士号を取得することで、日本にいながら専門性と国際感覚を強化可能。
- 提供プログラムも増えており、費用対効果とキャリアアップの両立が可能に 。
🌏 海外修士を取得した人は、情報を的確に提供する“情報スペシャリスト”としての活躍が期待できます。

現在の司書資格知識だけでなく、論文レベルでレファレンスができる
これから司書専門職を目指す日本の学生が、オンラインで海外の修士を取得するということをキャリア形成の選択肢に加えることができることを知り、とても心強いです。
🌍 日本にいながら修士号を取得できる大学
筑波大学 大学院 図書館情報メディア系(英語)
- 日本初・唯一の「英語による図書館情報学修士(2年制)」を提供。
- 完全英語カリキュラムで、国際的情報専門職へのキャリアを支援 。
カナダのアルバータ大学
- 教育学修士、図書館情報学修士号(MLIS)をオンラインで取得できる
- 学校図書館スペシャリストであるTeacher-Librarian のコースもある
- Redditでは、「オンラインで公/学術図書館両方の講座があり、非常に良質」との評価も
アメリカのサンノゼ州立大学
- 多くの学生は働きながらMLIS取得に2.5~3.5 年かける
- 図書館情報学を基盤としつつ、幅広い情報領域に関する研究を行う大学院課程がある
- 2018-2019 年だけでもMLIS 資格取得者が498 実績
3. 日本の司書の正社員採用は狭き門
- 日本の司書採用は公立図書館の公務員試験が主。応募倍率は高く、正規雇用は極めて少ない 。
- 非正規スタッフや契約職員として働くケースが多く、収入や雇用の安定性に課題があります。

日本では司書の働く場所が少ないわよね。

司書の専門性が評価されるどころか、図書館にいる楽な仕事している人っていうイメージがついちゃってますね。
4. 必要なスキル・素養
表:司書に求められる主なスキル
| スキル分野 | 内容 | コメント |
|---|---|---|
| デジタル&IT | 電子書籍・データベース・デジタルアーカイブ | デジタル時代の必須知識 |
| レファレンス力 | ニーズを聞き取り、最適な資料を提供 | 単なる検索ではなく、対話で深掘る力 |
| 英語・グローバル志向 | 海外文献の取り入れ・国際交流 | 日本の司書の強みを国際舞台へ |
| イベント企画力 | 読書会・ワークショップ等の開催 | 地元とのつながり・広報力が鍵 |
今後は英語の論文を理解できる司書が生まれればグローバル化の波に日本人自体が情報に取り残されない状況を作ることが出来ます。
司書のレベルアップとともに司書資格の権威性を高める動きが国や図書館にも求められると思います。
5. 「国境のない専門性」でキャリア形成を
図書館司書の情報整理の知識とレファレンスの正確さは他に負けない専門領域になりうるスキルです。
そこで、グローバル化が進む現代においては以下の2点が求められます。
- 日本の司書が見直すべきは、自己の専門性が国際基準で通用するかという視点。
- デジタル技術とグローバル感覚を掛け合わせることで、「お金を稼げない職業」というイメージを覆す可能性があります。

グローバル化に順応するか、地域に特化するかどちらかの方針が今後司書の仕事の将来性を決めていくでしょう。

まずは、お金が稼げないってイメージがついちゃっているからそこから払拭すべきね!
多くの公共図書館では、「図書費の確保」が最優先されがちで、その陰で人件費が軽視される傾向があります。
もちろん新刊や資料の充実は利用者サービスの要ですが、それを活かすのはあくまで“人”です。
司書の専門知識やレファレンス能力、地域とのつながりを生む企画力こそが、図書館の本質的な価値を支えています。
ところが、非正規職員や少人数体制での運営が常態化しており、「人件費は削減対象」とされる構造が司書の地位や働きがいの低下を招いています。
図書館の将来性を論じるなら、図書購入だけでなく、専門職としての司書の待遇改善や人材育成にも目を向ける必要があります。

「中小都市における公共図書館の運営」(通称「中小レポート」)によって貸出数が激増したことにより、図書館の市民への普及が図られました。しかし、図書館文化の普及とともに次に問題になっているのは働いている「人」の幸福度の問題も浮き彫りになってきています。
まとめ
たしかに現時点において図書館司書にとって将来性という意味では少し不確かなものが付きまといます。
しかし、図書館司書という職業は、単に「本の管理をする人」ではなく、情報を正確に選び、利用者に的確に届ける“情報のプロフェッショナル”です。
日本ではその専門性が十分に評価されているとは言えず、資格取得も学士レベルで済むことが多く、待遇やキャリア形成に不安を感じる人が少なくありません。
しかし、アメリカやカナダなどでは、修士号が司書の基本条件とされ、国際的には高い専門性を求められる職業として認識されています。
近年はオンラインで学位が取得できるプログラムも増え、日本にいながら世界基準の学びを得ることも可能です。
さらに、デジタル時代の到来やグローバル化の中で、求められる司書像も大きく変化しています。
単なる蔵書の管理者ではなく、地域に寄り添い、多様な情報ニーズに応えられる柔軟な専門職こそが、これからの図書館を支える存在です。
将来性がないとされるのは、「過去のイメージ」にとらわれた図書館司書の姿。
視野を広げ、スキルを磨けば、司書という仕事は十分に希望ある道となり得ます。
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