綿矢りさのおすすめ小説12選

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「女の子のリアル」を描き続ける、小説家・綿矢りさ。19歳で芥川賞を受賞し、以来その繊細な感性とユーモアで多くの読者を魅了し続けています。

綿矢りさは、デビュー作『インストール』や芥川賞受賞作『蹴りたい背中』をはじめ、女性の、いや「女の子」の繊細でリアルな心情描写に定評のある小説家です。

ときに鋭く、ときにユーモラスに、人間の弱さや可愛さを描き出す作品は、読むたびに心にじんわりと響きます。

私自身、綿矢りささんの小説『オーラの発表会』を読んだとき、声に出して笑ってしまうほど面白く、一気に彼女の世界に引き込まれました。それ以来、「綿矢りさ作品を全部読みたい!」と思い、次々に彼女の本を手に取るようになったのです。


この記事では、そんな綿矢りささんの魅力あふれるおすすめ小説12作品を厳選してご紹介します。

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綿矢りさとは?

綿矢りさは、1984年生まれ、京都府出身の小説家です。19歳で『インストール』により文藝賞を受賞、さらに『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞し、当時史上最年少の受賞者として一躍脚光を浴びました(同時受賞は金原ひとみ)。


彼女の作品は、どこか社会になじめない主人公たちの心情をリアルにすくい上げるのが特徴です。綿矢さん自身が感じてきた、社会と個人の間にある微妙な違和感を、鋭く、そして柔らかく言葉にしているため、多くの読者が「わかる」と共感できる力を持っています。
また、独自の世界観を守りながら、社会的価値観から逸脱した個人の性格や癖を丁寧に描写し続けてきました。デビューから今に至るまで、表現力の高さと鋭い観察眼で、小説の世界を淡々と、しかし確かに広げ続けている作家です。

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綿矢りさのおすすめ小説

インストール

河出書房新社 著者:綿矢りさ

史上最年少芥川賞受賞作家である綿矢りさのデビュー作/第三十八回文藝賞受賞作。女子高生と小学生が風俗チャットでひともうけ。押入れのコンピューターから覗いたオトナの世界とは?!

高校2年生の冬休みを使って一気に仕上げた。最初はシャープペンシルで大学ノートに書いていたが、後にワープロで仕上げた。綿矢りさの原点ともいえる作品に触れたい方におすすめです。

蹴りたい背中

河出書房新社 著者:綿矢りさ

ハツとにな川はクラスの余り者同士。ある日ハツは、オリチャンというモデルのファンである彼の部屋に招待されるが……文学史上の事件となった127万部のベストセラー、史上最年少19歳での芥川賞受賞作。

  • 「さびしさは鳴る」からはじまる書き出しから、描写の上手さが光る作品
  • 恋愛や、いじめ、事故、事件などなにも無いのに心が揺さぶられる作品
  • 学生時代のあのモヤモヤした気持ちを思い出した、言語化が素晴らしい
  • 豊崎由美、大森望は「とてもとても、容姿に恵まれた人が書ける小説じゃない」

高校生の甘い恋愛小説かと思いきや、孤独を感じる主人公が蹴りたい背中を見つけて人生が始まっていく、綿矢りさを一躍文壇の有名人にした中学生や高校生にもおすすめな名作。

夢を与える

河出書房新社 著者:綿矢りさ

チャイルドモデルから芸能界へ――美しい少女は、母の念願通り、ついにブレイクするのだが。夕子の栄光と失墜の果てを描く初長編。

  • 創作で苦労していた時期に書かれたもの
  • 芸能界の裏側の描写がリアルすぎて怖い
  • 孤立感を増していくラストの残虐さは寒気がする
  • 不特定多数の目に晒され続けて忙殺された少女が、すり減って壊れて破綻してゆく話

実際綿矢さんが芥川賞を受賞して、早稲田大学に進学した時に「大作を書くんだ!」と意気込んで書いた苦しみが文体からにじみ出ています。一般人から人気作家になったプレッシャーと次回作を良いものにしなければと思い詰めた時期なのだとはっきりわかる小説です。

恋をすることによって始まる悲劇の結末に注目の作品。芸能界の光と闇をテーマにした作品を読みたい方におすすめです。

勝手にふるえてろ

文藝春秋 著者:綿矢りさ

恋愛しないとだめですか?

賞味期限切れの片思いと好きでもない現実の彼氏。どっちも欲しい、どっちも欲しくない。迷いながら、ぶつかりながら、不器用に進んでいく。片思い以外経験ナシの26歳女子が、時に悩み時に暴走しつつ、現実の扉を開けてゆくキュートで奇妙な恋愛小説。第27回織田作之助賞候補作。

江藤良香、26歳、OL。中学時代の同級生への片思い以外恋愛経験ナシ。オタク期が長かったせいで現実世界にうまく順応できない不器用な彼女だったが、熱烈に愛してくる彼が出現!

理想と現実、ふたつの恋のはざまで右往左往、揺れ動くヨシカ。遅咲きの主人公はコミカルながら切なく、そして愛おしい。妄想力爆発のキュートな恋愛小説。

  • 初めての恋を引きずっている、自分は簡単に幸せになれないと思う人におすすめ
  • 漫画のぺージをめくるようにあっという間に読めるスピード感
  • これは痛くて響く。面白い。書庫保管決定!
  • 大変愉快に拝読しました。

現在の綿矢りさの小説の原型を垣間見ることが出来ます。恋愛やコミュニティへ適応できない女性の描写をコミカルに描くことが随一に得意としています。2017年に松岡茉優の主演で映画化、第30回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されて再読された方も多いようですね。

恋愛をすることに焦りを感じている方におすすめの綿矢りさ作品です。

かわいそうだね?併録:「亜美ちゃんは美人」

文藝春秋 著者:綿矢りさ

同情は美しい? それとも卑しい?優しくたって、美人だって、幸せになるのは一苦労。第6回大江健三郎賞受賞作。中編2作収録。

「許せないなら別れる」――恋人の隆大が求職中の元彼女・アキヨを居候させると言い出した。愛しているのは私だけと彼は言うけれど、奇妙な三角関係の中で悩む樹理絵。これもすべて彼の優しさゆえ、と思ってみたり、帰国子女同士の彼と元彼女の間には日本とは違う習慣があるのかも、と自分も「アメリカナイズ」を目指してみたり。「就職が見つかるまでごめんね」と悪びれない元彼女のアキヨや優柔不断の彼氏に、ついに我慢しきれなくなった樹理絵がとった「最終手段」とは?

綿矢節ともいえるキュートで黒いユーモアと、週刊誌連載中から痛快なラストが話題を呼んだ、笑えて切ない恋愛小説。

併録の「亜美ちゃんは美人」は、美人の親友が隣にいるせいで、いつも〝二番〟に甘んじるしかない女子の複雑感情に、「あるある! 」と思わず頷いてしまう傑作。著者の観察眼が光る恋愛小説。読後は女子会が盛り上がること請け合いです。

  • 面白くてテンポが良く、どんどん読めてしまう
  • 2編とも面白くて読み終えるのがもったいなかったです
  • 年頃の女性なら一度は感じたことがあるような劣等感に共感できた
  • かわいそうだね?の主人公の最後の行動にスッキリ!

かわいそうだね?には2編収録されていて「亜美ちゃんは美人」という作品も「どうして絶世の美女があんな男に惹かれてしまうんだろう?」という疑問を明確に言語化している名作。読んだ後に感想を言い合いたくなるような恋愛小説を読みたい方におすすめです。

ひらいて

新潮社 著者:綿矢りさ

華やかでモテる女子高生・愛が惹かれた相手は、哀しい眼をした地味男子。

自分だけが彼の魅力に気づいているはずだったのに、手紙をやりとりする女の子がいたなんて。思い通りにならない恋にもがく愛は、予想外の行動に走る――。身勝手にあたりをなぎ倒し、傷つけ、そして傷ついて。芥川賞受賞作『蹴りたい背中』以来、著者が久しぶりに高校生の青春と恋愛を瑞々しく描いた傑作小説。

  • 鋭い描写と比喩が文学的で美しい
  • 自分自身も周りも巻き込みながら破滅に向かう行動をとる主人公が鮮烈!
  • この本を読んで、映画を観たくなりました。
  • 読み進めてみると単純な展開ではない

「ひらいて」は小説を読んでいる段階から映像化が可能な青春エンターテイメント小説であると感じていました。恋愛小説の傑作であることはもちろん、5分にひとつ大きな出来事が起こるといわれるNetflixで映像化できるんじゃないだろうかと思えるほどに次から次に二転三転して面白かったです。現代恋愛小説の傑作です。

手のひらの京

新潮社 著者:綿矢りさ

手のひらの京(みやこ)[本/雑誌] (新潮文庫) / 綿矢りさ/著

京都が好き。だからこそ、旅立たなきゃ。
長女の婚活、次女の恋愛、三女の決断。著者がはじめて故郷を描いた、特別な物語。

長女・綾香
図書館勤務で三十一歳。結婚願望が強くなり、妹の同僚と会うことに。
次女・羽依
大企業の新入社員。モテに自信あり。社内恋愛をはじめるも、女子社員のいけずの標的に。
三女・凛
理系の大学院生。異性に興味のない「変わり者」。京都を愛するがひそかに船出を決意。

京都に生まれ育った奥沢家の三姉妹。長女の綾香は図書館勤務で三十一歳。のんびり屋だが結婚や出産に焦りを感じはじめるお年頃だ。負けず嫌いの次女、羽依は、入社したばかりの会社でさっそく社内恋愛に勤しむが、女性社員からのいけずにも悩まされる。そして、理系の大学院に通う三女の凛は、この町を愛しながらも息苦しさを感じ、家族には内緒で新天地を夢見ていた。春の柔らかな空、祇園祭の蒸し暑い宵、町を囲む紅葉した山々、夜の嵐山に降る雪、……三人それぞれの揺れる思いを、美しい京の四季が包み込む。「こういう小説をずっと書きたかった」。綿矢りさがはじめて故郷を舞台に描いた、愛おしくやさしい物語。

  • 京都の「いけず」について深く学べる小説
  • 京都の情景描写がとてもよかったのと「大人の女性の等身大の悩み」を描写した優しい物語
  • 最後この家族はどうなるの?と気になった「続編」を書いてほしい!
  • ありそうな日常の中の気持ちの動きが丁寧に表現されている

綿矢りさが故郷である京都を舞台に「女性」の仕事や恋愛の悩みを丁寧に描写してくことで三姉妹に大切にしたい愛着が沸いてきます。恋愛においてどんな男の人を選んだらいいのか娘に教えたいパパも読むと勉強になります。名言だと思ってスマホに画像として残してある言葉を引用します。

「どういうのがいい男なの?」

「ちゃんと働けるとか周りの人と仲良くできるとかの人生の基礎がしっかりしてる上で、性格に致命的なひねくれやゆがみがない奴や。この基本を満たしてるのを一番の条件にして、そのあと自分の好みを加味してから男を選び。間違っても自分の好みだけで選んだらあかんで。冷静な目も必要。いろんな人と付き合って私が学んだんはコレやわ」

なるほど!と腑に落ちる「男を選ぶ条件」でしたので、これを参考にしようと心に決めています。読んでいて愛おしくなるような物語を求めている方にぴったりです。

手のひらの京(みやこ)[本/雑誌] (新潮文庫) / 綿矢りさ/著

私をくいとめて

朝日新聞出版 著者:綿矢りさ

黒田みつ子、もうすぐ33歳。
悩みは頭の中の分身が解決してくれるし、
一人で生き続けてゆくことになんの抵抗もない、
と思っていた。

でも、私やっぱりあの人のことが好きなのかな

いつもと違う行動をして、
何かが決定的に変わってしまうのが
こわいんだ――。

同世代の繊細な気持ちの揺らぎを、
たしかな筆致で描いた、著者の真骨頂。

2020年12月18日にのんさんが主人公の黒田みつ子を演じて実写映画版が公開されました。

  • おひとりさまの時々寂しくなる気持ちを表情豊かに描いている
  • アラサーOL彼氏なし、脳内に相談相手あり。私もあります。
  • 実際に近くにいそうな等身大の女性の描き方が上手い!
  • 猛烈に肩マッサージに行きたくなった

主人公は困ったときに答えをくれるAという脳内相談相手を作っています。考えすぎて行動に移せないけどコスパ重視の現代人の頭にも仲の良い脳内相談相手がいますが、Aと対話することで主人公が成長していきます。おひとりさまも幸せはありますが、寂しくなるなら海外に飛び出してみてもいいかもしれないと背中を押してくれる物語です。

生(き)のみ生のままで

集英社 著者:綿矢りさ

「男も女も関係ない。逢衣だから好き。ただ存在してるだけで、逢衣は私の特別な人になっちゃったの──」
女性同士のひたむきで情熱的な恋愛を描く長編。

25歳、夏。逢衣は恋人の颯と出かけたリゾートで、彼の幼馴染とその彼女・彩夏に出会う。芸能活動しているという彩夏は、美しい顔に不遜な態度で、不躾な視線を寄越すばかり。けれど、4人でいるうちに打ち解け、東京へ帰った後も、逢衣は彼女と親しく付き合うようになる。そんな中、彼との結婚話が出始めた逢衣だったが、ある日突然、彩夏に唇を奪われ──。女性同士の情熱的な恋を描く長編。

  • これからの時代にあった恋愛小説
  • 胸が苦しい。すべての条件が二人を裂こうとしている。
  • はじめは同性愛に対する嫌悪を抱きつつも、展開が気になってどんどん進めてしまった
  • 百合だけど、甘すぎないので普通の恋愛小説として読めた。

「夢を与える」や「ひらいて」を執筆した経験が登場人物の彩夏の芸能活動や主人公の恋愛に生きている読みやすい「生のみ生のままで」。綿矢りさ妊娠中読んでいた谷崎潤一郎の『卍』に影響を受けて、夏から秋ぐらいにかけて一気に書き上げた長編小説です。インタビューでは「生のみ生のままで」について下記のように語っています。

私は、前から男性の描き方が難しいなとよく感じていて、いつも理想の男性像を投影してしまったり、細部の描写がぼやけたりしたんです。

でも、女性のことは当然ながらすごくよく知っているし、こういうことを言うときはこう考えているとか、会話の内容とか、女同士の友情とか、想像がしやすいし書きやすいんです。女性同士の濃密な関係を描くのは本当に楽しくて、書き上げた後に、やりきった爽快感がありました。

女性のことはよく知っているからこそ谷崎潤一郎では書けない女性同士の情緒を書くことができたのでしょう。出会いから恋愛に発展して同性同士の恋愛への障害が大きくなっていくまでリアルに描いています。女性同士の恋愛を描いた綿矢りさ作品に興味がある方にもおすすめです。

オーラの発表会

集英社 著者:綿矢りさ

「人を好きになる気持ちが分からないんです」

大学一年生の海松子(みるこ)は、対人関係が苦手。
お洒落や恋には興味なし。特技は脳内で他人に(ちょっと失礼な)あだ名をつけることで、口臭から相手が食べたものを当てる能力を磨き中。
友達は、人の髪型や服を真似する「まね師」の萌音(もね)だけ。
人を好きになる気持ちもわからないのに、幼馴染とイケメン社会人から好意を寄せられていて!?

風変わりな女子大学生が主人公で、綿矢りさワールド全開!
周りとうまくやりたいのにやれない主人公の、不器用で愛おしい恋愛未満小説。

  • 最高の一言に尽きる!
  • 勝手にふるえてろ、私をくいとめて、など好きな人は絶対にハマる!
  • 末恐ろしい綿矢りさのしなやかさとたくましさを感じる
  • 綿矢りさボキャブラリー全開!!

まさに、綿矢りさワールド全開の「オーラの発表会」です。読み始めたら笑ってしまうこと請け合いの作品。社会のコミュニティへ適合しづらい女の子はポジティブに人生を切り開いていく。社会の平均とズレを持つ人間の描写が上手い綿矢りさが今作の主人公 海松子(みるこ)を走らせるとこうなるのか!と読書中も笑いっぱなしの小説です。

気軽に綿矢りさワールドに触れてみたい方にオススメです。

パッキパキ北京

集英社 著者:綿矢りさ

味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを。

コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(アヤメ)。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も難なくクリアし、現地の高級料理から超絶ローカルフードまで食べまくり、極寒のなか新春お祭り騒ぎ「春節」を堪能する。街のカオスすぎる交通事情の把握や、北京っ子たちの生態調査も欠かさない。これぞ、貪欲駐妻ライフ!
北京を誰よりもフラットに「視察」する菖蒲がたどり着く境地とは……?

著者自身の中国滞在経験とその観察力が炸裂する、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”!

  • 中国人のような強メンタルな主人公が夫とのすれ違いでさらに中国人化しているような
  • 中国の庶民の今と北京の今を知りたい方は一読をオススメ!
  • ハイスピードで読めるテンポの良さと、ズシンとくるものが残る
  • ブレない主人公の精神力は現代を生きるために必要な能力だと思いました!

綿矢りささんの旦那様は2歳年下の霞が関で働く国家公務員です。夫婦で北京に実際に住んで感じた中国の熱を小説にした本作では、主人公の愛犬である「ペイペイ」と一緒に中国の勢いを感じる文章表現となっています。物語よりも主人公の考え方が日本に住んでいる方からするとぶっ飛んでいてたくましい。北京で生きるにはこれくらいでなきゃ!と思わされる主人公の菖蒲(アヤメ)を見て、読後は少し自分もたくましくなった気持ちになります。

考え方を変えて強く生きたいと願っている方におすすめの作品です。

激しく煌めく短い命

文藝春秋 著者:綿矢りさ

二人の恋の炎は、すべてを焼きつくす。
京都と東京を舞台に描く、集大成的恋愛小説

「誰かを傷つけるのはこわいけど、傷つけなければ生まれない感情もある。」――綿矢りさ

京都に暮らす久乃(ひさの)は、中学校の入学式で出会った同級生の綸(りん)にひと目で惹かれ、二人は周囲の偏見にも負けず、手さぐりで愛をはぐくんでいく。「名前なんか、どうでもいーやん。私は久乃が好き。久乃は私が好き。それで十分やろ」しかしあることがきっかけで二人は決定的に引き裂かれる。
そして十数年後、東京の会社に勤める久乃は思いがけない形で綸に再会するのだった――。

綿矢りさ史上最長、圧巻の1300枚!

  • 綿矢りさ独自の好きな表現がたくさんあった
  • くすりと笑える表現もおおく、少女から少しずつ成長していく女の子の描き方が秀逸。
  • 本当にあったはなしを書き起こしたのでは?
  • 京都の公立中学のカオスな人間関係の描写とか面白かった!!

10代の頃の自分に捧げたいと綿矢りささん自身がおっしゃるように体験から生まれた小説なの?!と勘繰りたくなるような描写が満載の文章です。中学時代とは思春期の中でもとても多感な時です。その時期の体験が40歳になってももしかしたら80歳になってもその人の人格形成に影響を及ぼす大切な時期に出会う感性を小説として表現した力作となっています!

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綿矢りさおすすめ12選:まとめ

綿矢りささんは、史上最年少で芥川賞を受賞した実力派作家です。恋愛、青春、そして日々の葛藤や心の揺れをテーマに、登場人物の心の奥を丁寧に、美しく描き出します。

綿矢さんの作品には、言葉にできなかった想いや、自分でも気づかなかった感情をうまく言語化して共感できる魅力があります。読み進めるうちに、「ああ、わかる」と何度も頷いてしまう──そんな経験ができるはずです。

本が少し苦手な方でも、綿矢さんの物語はきっと自然と心に入ってきます。

このまとめでは、面白いと感じる12冊を厳選しました。

気になった作品から、どうぞ気軽に手に取ってみてください。

最後までお読み下さりありがとうございます。

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