「国を知りたいなら、その国の作家を読んでください」―――アニッタ・フォルナ
2024年の日本人の海外旅行者数は1300万人越え(日本政府観光局調べ)を記録しています。その中でも人気の旅行先は1位が韓国、2位がアメリカ、3位が台湾、4位はタイ、5位はベトナムとなっております。旅行で国の雰囲気を体感するのも良いですが、本当にその国を知りたいのなら、その国の作家を読んでくださいとアニッタさんは語りました。
そこで今回は日本人に人気の渡航先5か国の注目おすすめ作家おすすめ作家と日本語で読める翻訳作品をご紹介します。旅の前に読むのはもちろん、帰国後の余韻を楽しむ読書にも最適。現地の歴史や社会背景を知りながら、旅行の記憶がもっと豊かになる文学の旅へ出発しましょう。
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韓国

おすすめ作家:ハン・ガン(Han Kang)
2024年ノーベル文学賞を受賞し、世界的に注目される韓国文学の象徴的存在。代表作『菜食主義者』では、人間の内面や社会的抑圧を詩的に描き、韓国文学を一気に世界文学の舞台へと押し上げました。
日本語翻訳本:
- 『菜食主義者』(クオン)
- 『少年が来る』(クオン)
- 『すべての、白いものたちの』(河出書房新社)
『白いもの』はハン・ガン作品でどれから読んだらいいかわからないという方におすすめします。現代韓国最大の女性作家による最高傑作と銘打たれた作品です。ノーベル文学賞を受賞したハン・ガンの詩のような淡い物語で世界観に浸るのも有りです。
若い世代には、チョ・ナムジュの『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)もおすすめ。フェミニズム文学として読みやすく、社会的な共感も得られやすい作品です。
アメリカ

おすすめ作家:トニ・モリスン(Toni Morrison)
1993年ノーベル文学賞受賞。アフリカ系アメリカ人の視点から描く歴史やアイデンティティは、アメリカ文学の核心。重厚かつ詩的な文体で、深い読後感をもたらします。
日本語翻訳本:
- 『ビラヴド』(早川書房)
- 『ソロモンの歌』(早川書房)
- 『ジャズ』(早川書房)
補足:
現代文学に興味がある方は、ジェイムズ・ボールドウィンの『もう一つの国』(早川書房)や、レイモンド・チャンドラーの『ロング・グッドバイ』(早川書房)などもおすすめです。
台湾

おすすめ作家:陳思宏
陳思宏は、2020年には台湾文学賞金典年度大賞と金鼎賞文学図書賞をダブル受賞し、2022年には、ニューヨーク・タイムズから「最も読みたい本」に選出された最注目の台湾の若手作家です。
日本語翻訳本:
- 『台湾文学コレクション3 二階のいい人』(早川書房)
- 『亡霊の地』(早川書房)
補足:
環境文学や幻想的な短編集が好みなら、呉明益の『歩道橋の魔術師』(河出文庫)、青春小説好きには九把刀の『あの頃、君を追いかけた』(講談社文庫)もおすすめです。
タイ

おすすめ作家:プラープダー・ユン
プラープダー・ユンは29歳の時に『存在のあり得た可能性』で東南アジア文学賞を受賞しています。度々訪日するほど日本が好きな様で「座右の日本」という本も出版していますね。グラフィックデザイナーとして活躍したりと幅広い活動をされている作家です。
日本語翻訳本:
- 『鏡の中を数える』(めこん)
- 『座右の日本』(タイフーン・ブックス・ジャパン)
補足:
現代の感覚に近い作品が読みたい人は、プラープダー・ユンの中でも『パンダ』(河出書房新社)がおすすめ。タイの若者文化を感じることができます。
ベトナム

おすすめ作家:グエン・ニャット・アイン(Nguyen Jap Anh)
青春・日常をテーマに、軽やかで感動的な作品を多数執筆。代表作『草原に黄色い花を見つける』は、ベトナムの若者たちのリアルな感情を鮮やかに描き、幅広い世代に人気です。日本でも2015年に映画化されていますね。
日本語翻訳本:
- 『草原に黄色い花を見つける』(カナリアコミュニケ-ションズ)
- 『つぶらな瞳』(てらいんく)
補足:
戦争文学に興味がある方は、バオ・ニンの『戦争の悲しみ』(彩流社)も必読。ベトナム戦争の惨禍と個人の痛みを深く描いています。
まとめ
どうしてもハン・ガンが印象として強いですが、グエン・ニャット・アインも良い作家だと思います。
日本人に人気の渡航先5か国(韓国・アメリカ・台湾・タイ・ベトナム)の現地作家と翻訳本を厳選紹介いかがだったでしょうか?韓国では2024年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガン、アメリカはトニ・モリスン、台湾は陳思宏など、文学を通じてその国の文化や歴史を深く知ることができます。
旅の前後に読むことで感動が何倍にも。読書で広がる“第二の旅”を楽しんでみませんか?
最後までお読みくださりありがとうございます。
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