【子どもの本の探し方】子どもたちに広い世界を知ってもらうために

まなぶ
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「子どもたちに、さまざまな本と出会って、広い世界を知ってもらいたい」──そう願う大人は多いものです。

でも、いざ「どんな本を手渡せばいいの?」と考えると、迷ってしまうこともありますよね。

この記事では、そんなときに役立つ「子どもの本の探しかた」について紹介します。


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1. 図書館の本を探すには

分類番号から調べる

多くの図書館では、あらゆる本が「分類番号(日本十進分類法・NDC)」で整理されています。子どもの本の多くは、NDCの900番台(文学)にありますが、科学、歴史、芸術などジャンル別にも分類されているため、興味のあるテーマがあればその番号から探してみましょう。

子どもの本に関わる資料には、次のような分類番号が割り振られています。どんな
本があるか知るには、まずこれらの番号の棚を眺めるのがおすすめです。

児童読物・青少年と読書絵本選定図書・参考図書児童文学
019.5726(726.6)028909
びぶーん
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※一部図書館で日本十進分類法ではなく地元図書館独自の分類法が使用されているときがあります。その時には司書さんに聞いてみましょう!

蔵書検索システム(OPAC)で調べる

ほとんどの図書館では、館内の検索端末やWebサイトを通じて蔵書検索(OPAC)が利用できます。「児童書」「読み聞かせ」「絵本」などのキーワードで検索したり、作者名や出版社で絞り込むことも可能です。

日野市図書館OPACを例に出すとキーワード3の赤線で囲った部分に分類番号を入れるとその番号の棚が見れるので便利です。近場の図書館のOPACは「図書館の名前+OPAC」で検索してみて下さい。


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「子どもにこんな本を手渡したい!」というときには

どんな本があるか、できるだけたくさん検索したい

まずはできるだけ多くの子どもの本の中から、どんな本があるのか探したい。
そんなときに使える目録やデータベースをご紹介します。

日本で刊行された児童文学に関する研究書や、児童文学作品(ノンフィクションも含む)、全集、アンソロジーなどを網羅的に収録した目録です。目次や内容紹介が読めるものもある。巻末には、書名・著者名・挿絵画家索引があります。

データベースとしては「国立国会図書館 NDL ONLINE」https://ndlonline.ndl.go.jp/と「日本児童図書出版協会
こどもの本 on the web」http://www.kodomo.gr.jp/・「絵本ナビ」(https://www.ehonnavi.net/)をおすすめします。

  • 「国立国会図書館 NDL ONLINE」日本最大の蔵書が検索できるため読みたい本を網羅的に検索したいときに役立ちます。
  • 「日本児童図書出版協会こどもの本 on the web」日本児童図書出版協会が運営する子どもの本のデータベース。対象年齢別やジャンル別に細かく検索できて便利。
  • 「絵本ナビ」種類(絵本、しかけ絵本、紙芝居、図鑑など)、テーマ、対象年齢などから絵本を探すことができる。実際に読んだ人、読み聞かせをした人のレビューが書き込まれており、参考にできるのが特徴です。

子どもにとって「いい本」って?

「いい本」の定義は一つではありませんが、子どもが自分の世界を広げたり、心を動かされたりする体験をもたらす本は「いい本」だと言えます。いろんなジャンルの本を幅広く検索し、選択肢を豊富にすることが第一歩です。

『貸出禁止の本をすくえ!』(アラン・グラッツ/著、ないとうふみこ/訳、ほるぷ出版/発行、2019年、児930ク)では、少女エイミーが、お気に入りの『クローディアの秘密』(カニグズバーグ)が突然図書館で貸出禁止にされたのをきっかけに、自分の読みたい本を読むために立ち上がる話です。子どもたちにふさわしくないと大人たちからみなされていいた本もありますが最終的にはそれが良い本かどうかを決めるのは子どもたち自身だということが伝わってくる良い一冊です。

定評のある子どもの本に、どんなものがあるか知りたい

子どもに本を手渡すときは、その子のことを思っている人が、その子の好みを想像しながら選んであげるのが一番です。でも、昔から子どもたちに喜ばれてきた本や、よく読まれている本、おすすめの本を知りたいときには、こんなガイドをどうぞ。

『今、この本を子どもの手に』
東京子ども図書館/編・発行、2015年(028ト)

<東日本大震災で被災した図書館が、蔵書を再び揃えるときの助けになるように>という意図
で作られた小冊子を元にしている。子どもの手に届くところにぜひ置いておきたい本を、刊行年代や対象年齢、ジャンルなどのバランスを考えつつ厳選。

今、この本を子どもの手に 東京子ども図書館【中古】

『絵本の庭へ』
東京子ども図書館/編・発行(028ト)

記「東京子ども図書館」が、1950年代以降に刊行された絵本(『絵本の庭へ』、2012年刊行)、児童文学作品(『物語の森へ』、2017年刊行)の中から、それぞれ長く読み継がれている作品を厳選して紹介。あらすじ
やその作品の魅力などのポイントも読めます。

『ひとりでよめたよ!
幼年文学おすすめブックガイド200』大阪国際児童文学振興財団/編、評論社/発行、2019年(019.5オ)

小学3年生頃までの子どもたちに読んであげたい本、また、
ひとりでも読めるような幼年文学を紹介するブックガイド。
司書、児童文学研究者、書店員などが読みどころを解説する。

『キラキラ読書クラブ 子どもの本702冊ガイド改訂新版』
キラキラ読書クラブ/編、住田一夢/絵、玉川大学出版部/発行、2014年(児010キ)

子どもたちが自分自身で読みたい本を探せるように作られたブックガイド。ベテランの図書館員が選んだ702冊の本が、「ごちそう」「魔女」「おばけ」といったテーマ別に配列されている。

「新・どの本よもうかな?」シリーズ
日本子どもの本研究会/編(児010ニ)

読書教育の実践と研究を行っている「日本子どもの本研究会」の会員たちが、「これだけは読んでほしい」と思う本を選んだブックガイド。下記の一冊は中学生版。あらすじ、テーマ、読書のポイントなど480字以内にまとめ、1ページでわかりやすく解説している。

「少年少女の名作案内」シリーズ
佐藤宗子、藤田のぼる/編著、自由国民社/発行、(909サ)

児童文学研究者のチームが、日本と世界の子どもたちに読み継がれている名作を100編ずつ選んだブックガイド。

『学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめ
の本300』(東京・学校図書館スタンプラリー実行委員会/編著)

現役の中学・高校の司書と司書教諭が、図書館の分類と同じ0(総記)~9(文学)のテーマ順に、おすすめの本を紹介する。対象学年を定めず絵本から新書までバラエティに富んでいるので、意外な本との出会いがあるかもしれません。気さくに話しかけてくるような司書たちの紹介コメントも魅力です。

『今すぐ読みたい!10代のためのYAブックガイド150!』
金原瑞人、ひこ・田中/監修、ポプラ社/発行(YA010ホ)

翻訳や書評で活躍する2人が監修したブックガイド。作家や翻訳者、書店員、司書、児童文学研究者などが、最近読んだ本の中から、10代の子どもたちに「これおもしろいよ」と手渡したくなったものを選び、おすすめ記事を書いています。

今すぐ読みたい! 10代のための YAブックガイド150! 金原 瑞人; ひこ・田中【中古】

「NPOブックスタート」(https://www.bookstart.or.jp/)

赤ちゃんと保護者に「絵本」と「絵本を楽しむ体験」を手渡すブックスタート活動の普及を進めるNPO団体のホームページ。ブックスタートとは、イギリスからはじまった赤ちゃんに絵本を贈る活動として世界に普及している活動であり、日本では2000年からはじまりました。。3年に1度、選考会議を開き、ブックスタートで手
渡される絵本の候補となる「ブックスタート赤ちゃん絵本30冊」を選出し、そのリストを公開しています。参考にするのもいいですね。

「国際子ども図書館」を使いこなそう!

上野にある「国際子ども図書館」は、国内外の優れた児童書が集まる専門図書館です。ウェブサイトからも蔵書検索ができ、選書ガイドや年齢別のおすすめリストも利用可能。読み物選びに迷ったときにとても頼りになります。下記の赤線部分には子どもの読書活動の参考資料もあります。

国立国会図書館国際子ども図書館
平成12年(2000年)に国立国会図書館の支部図書館として設立された、わが国初の国立の児童書専門図書館です。

児童文学賞・絵本賞を受賞した作品のリストが見たい

毎年、国内外において、たくさんの児童文学賞・絵本賞の受賞作品が発表されています。それらを参考に本を選びたいというときは、次の資料が役立ちます。

国際子ども図書館のホームページ(https://www.kodomo.go.jp/)には、「子どもと本に関するニュース」として、主要な賞の情報が掲載されています(トップ>子どもと本の情報・調査)。バックナンバーも閲覧できますので、ぜひご活用ください。下記URLをクリックすると「国内の主な児童文学賞」「海外の主な児童文学賞」一覧が見れる便利なページになっています。

国内の主な児童文学賞|児童文学賞一覧|子どもの読書に関する情報提供|子どもの読書活動推進|国立国会図書館国際子ども図書館
国際子ども図書館では、国内外の主な児童文学賞の受賞作品を閲覧できます。児童書総合目録で受賞情報を調べられます。
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講談社絵本新人賞などは絵本作家を目指す方の作品を求めています。読むだけでなく絵本作家になりたい方にもおすすめのページです。

講談社絵本新人賞 - 講談社えほん通信|講談社の絵本やイベント、読み聞かせなどの情報サイト

子どもの本に関する事典や年表が見たい

 子どもの本に関する調べものをする際、知りたいことの概要をつかむために、まず手に取りたい事典・年表類には、次のようなものがあります。

『絵本の事典』
中川素子[他]/編、朝倉書店/発行、2011年(R726ナ)

国内外の絵本について、多様な角度から解説した事典。日本の絵本についてはもちろん、「ドイツの絵本」「中国の絵本」など外国の絵本の動向や、ブックスタートなど読書運動との関わり、自然科学の絵本や仕掛け絵本のことなど、あらゆる側面から絵本というメディアに光を当てています。

『日本児童文学大事典 第1巻~第3巻』
大阪国際児童文学館/編、大日本図書/発行、1993年(R909オ)

日本の児童文学とその関連分野における項目を広く採用した事典。第1~2巻に人名2810項目、第2巻に事項名419
項目と逐次刊行物439項目、第3巻に叢書216項目と文学賞134項目を収録しています。

『日本児童文学史事典―トピックス 1945-2015』
日外アソシエーツ/編・発行、2016年(R909ニ)

日本の児童文学史上において、1945~2015年に起きた主な出来事をまとめた年表。各年ごとに、その年の主な話題、ベストセラー、著名作品の刊行、出版事情、関係者の物故、受賞情報、読書運動の動向などが広く取り上げられています。

『オックスフォード世界児童文学百科』
ハンフリー・カーペンター、マリ・プリチャード/著、
神宮輝夫/監訳、原書房/発行、1999年(R909カ)

英米を中心とした世界の児童文学について、作家、作品、物語の主人公、挿絵画家など、2000以上の項目を採用した百科事典。

『世界児童文学百科 現代編』
神宮輝夫/編、原書房/発行、2005年(R909シ)

上記『オックスフォード世界児童文学百科』刊行後、現代についての情報不足を補う目的で刊行された事典。執筆は日本の研究者チームが担当し、世界の児童文学について、主要な事項が取り上げられている。個別の作品・作家についてはもちろん、「アメリカの児童文学」「イギリスの児童文学」、「ファンタジー」「リアリズム」など、総論的な解説が詳しく読める項目もあります。

読み聞かせや、おはなし会に使える本を探したい

子どもに本を読み聞かせるときや、おはなし会を開くときなど、どんな本を選び、どんな流れで本を紹介すればよいか、迷ってしまいがちです。そういうとき、こんな本はいかがですか?いずれも、読書ボランティア活動などにはもちろん、ご家庭での読み聞かせの際にも参考になるガイドブックです。

『よみきかせのきほん保育園・幼稚園・学校での実践ガイド』
東京子ども図書館/編・発行、2018年(019.5ト)

保育園、幼稚園、学校などでの読み聞かせにおすすめの絵本を紹介するブックガイド。会場の整えかたや絵本の持ちかたといった基本的な事項、お話会プログラム例も掲載されています。

よみきかせのきほん 保育園・幼稚園・学校での実践ガイド[本/雑誌] (TCLブックレット) / 東京子ども図書館/編

『ブックトークのきほん 21の事例つき』
東京子ども図書館/編・発行、2016年(019ト)

テーマに沿って本を紹介する「ブックトーク」は、子どもを本の世界に招き入れる手法のひとつ。興味をさそい、その先を読みたいと思わせるための効果的方法やアドバイスが紹介されている他、トークの言葉をそのまま文章にしたシナリオや、各地の図書館司書の実践報告も多数読めます。

『小学校での読み聞かせガイドブック 改訂版』
湯沢朱実[他]/編著、プランニング遊/発行、2014年(019.5ユ)

小学校の朝読書の15分を想定した読み聞かせのプログラムを、学年別に紹介。プログラムは、家庭文庫や学校での豊富な読み聞かせ経験に基づいて組まれており、作品の読みかたのポイントや、事前準備、絵本の持ちかた、記録の取りかたなど、細かく知ることができます。

『子どもの本100問100答 司書、読書ボランティアにも役立つ』
大阪国際児童文学振興財団/編、創元社/発行、2013年(019.5オ)

た「大阪国際児童文学館」の職員が、当時のレファレンス経験を中心に、子どもの本に関するQ&Aをまとめたもの。」「絵本を集団に読むとき、評価の定まった本を読む方がいいのでしょうか?」など、読み聞かせ活動の参考になる質問も多く収録されています。

『読書ボランティア ―活動ガイド―』
広瀬恒子/著、一声社/発行、2008年(019ヒ)

「親子読書地域文庫全国連絡会」代表を務める著者が、読み聞かせの本を選ぶ際の基本的な考えかたや、おはなし会のプログラム作りのコツを紹介。その他、読書ボランティアの仲間づくりや、活動する上でのマナー、学校や行政と関わる上での課題なども解説しており、おすすめの本のリストも掲載しています。

「その本、読みたい!」シリーズ
村上淳子/編著、国土社/発行、2013年(019.5ム)

朝読書などの短い時間でもできる、1冊の本の読み聞かせと、3冊のおすすめ本の簡単な紹介「ぷちブックトーク」を組み合わせたプログラムの実践例を掲載しています。「低学年」編と「高学年」編の2冊が刊行。

『おはなし会プログラム』(Part1: 2008年、Part 2: 2014年)
『ひと目でわかるブックトーク』(2012年)
「この本読んで!」編集部/編、読書サポート/発行

季刊誌『この本読んで!』編集部が、季節別・年齢別のおはなし会のプログラムと、テーマやキーワードから発想を広げるブックトークのプログラムを数多く紹介しています。

『地域を変えた「絵本の読み聞かせ」のキセキ』
世代間交流プロジェクト「りぷりんと・ネットワーク」/編著、藤原佳典/監修、ライフ出版社/発行、2015年(019セ)

60歳以上のシニアが子どもたちに読み聞かせを行う、学校支援ボランティアのプロジェクト「りぷりんと」が、その10年間の軌跡をまとめたもの。シニアボランティアが選ぶ絵本101点と、子どもたちの反応も掲載。

【中古】地域を変えた「絵本の読み聞かせ」のキセキ シニアボランティアはソ-シャルキャピタルの源泉 /ライフ出版社/りぷりんと・ネットワ-ク(単行本)

読み聞かせ・おはなし会に関わる著作権について

公共の場での読み聞かせには著作権の配慮が必要です。出版者によっては、読み聞かせや録画に関するガイドラインを公開している場合があります。

児童書四者懇談会では、「お話会・読み聞かせ団体等による著作物の利用について」という手引きを公開しています(日本書籍出版協会のホームページ(https://www.jbpa.or.jp/)>トップ>ガイドライン>読み聞かせ著作権)。気づかないうちに、好きな作品を生み出してくれた著作者の権利を侵害してしまわないよう、ぜひ一読しておきましょう。

異文化の理解に役立つ本や、外国語で書かれた本を探したい

国際理解教育や異文化交流の一環として、翻訳絵本や外国語原書に触れることもおすすめです。国際子ども図書館や、英語・中国語・韓国語など多言語資料を所蔵している図書館を活用するとよいでしょう。

『多文化絵本を楽しむ』
福岡貞子[他]/編著、ミネルヴァ書房/発行、2014年(371フ)

「せかいちずえほん」、「北極圏のイヌイットやネイティブアメリカンの暮らし」など、テーマ・地域別に絵本を紹介する第1章、「ハーフとして育つ息子に読む絵本」など、多文化の中での育児を取り上げる第2章、保育所・幼稚園・文庫などでの多文化絵本の届けかたを紹介する第3章から成る。多文化=外国の文化ではないと気づかせてくれるのも魅力。

『多文化に出会うブックガイド』
世界とつながる子どもの本棚プロジェクト/編、読書工房/発行、2011年(019.5セ)

多文化社会の理解を助けてくれる絵本、児童文学、ノンフィクションなど、655点を紹介するブックガイド。作家、翻訳家などによるメッセージを集めた第1章、各国・地域ごとに本を紹介する第2章、教育現場などでの実践報告を集めた第3章から成る。さまざまな言語の書籍を扱う書店リストも収録。

『世界の絵本・児童文学図鑑』
ジュリア・エクルスシェア/編、井辻朱美/監訳、柊風舎/発行、2011年(019.5エ)

漫画なども含む世界の子どもの本から1001冊を選び、原書初版本の表紙と共に紹介した図鑑。0歳から12歳以上まで、対象年齢別に配列されている。邦訳未刊本も多数掲載されているので、世界ではどんな本が人気なのか知ることができる。

『読み聞かせのための音のある英語絵本ガイド』
外山節子/監修・著、宮下いづみ/著、コスモピア編集部/編、コスモピア/発行、2010年(019.5ミ)

英語で読み聞かせをしたい人のために、おすすめの英語絵本と、その音源情報を掲載したガイドブック。あらすじやその絵本をおすすめする理由、発音や読みかたのヒントなども解説されている。英語絵本や音源の入手方法(書店、ネットでのダウンロードなど)の案内つき。

【中古】読み聞かせのための音のある英語絵本ガイド 子どものために、そして自分のためにフル活用 /コスモピア/外山節子(単行本)

「いたばしボローニャ子ども絵本館」
(https://www.city.itabashi.tokyo.jp/library/bologna/index.html)

イタリアのボローニャから寄贈された約100か国、2万8千冊、70言語の絵本を所蔵する海外絵本の図書館。蔵書は板橋区立図書館のホームページから検索できます。

びぶーん
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「いたばし国際絵本翻訳大賞」中学部門では板橋区の区内在住・在学の中学生を対象に翻訳作品を募集しています。中学生から翻訳作品を募集するという面白い試みも行われていますね。

障害のある子どもたちと、読み聞かせの可能性

視覚障害のある子には点字絵本、耳の不自由な子にはイラストや手話つきの絵本など、さまざまな形の本があります。図書館のバリアフリー資料や、専門団体の出版する本に注目しましょう。

『絵本でひらく心とことば 読み聞かせで発達支援』
本と子どもの発達を考える会/著、かもがわ出版/発行、2019 年(019.5 ホ)

子ども病院などで子どもたちに読み聞かせをしてきたメンバーが、これまでの経験からおすすめの絵本を紹介。<この場面では子どもの手をぎゅうっとにぎる>など、絵本を楽しみながら子どもの発達を支援するための具体的な読みかたがアドバイスされています。

『LL ブックを届ける―やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ』
藤澤和子、服部敦司/編著、読書工房/発行、2009 年(369.2 フ)

「LL ブック」とは、障害のある方や高齢の方、外国の方などのために、絵や写真を使い、わかりやすい文章で書いた本のことです。スウェーデンで生まれた「LL ブック」の歴史や、世界と日本の現状なども解説しています。

「ハートフルブック」
https://heartfulbook.jp/

産学協同で作られた、LL ブックの情報のポータルサイト。LLブックの基本を学べるコーナー、これまでに国内で作られたさまざまな LL ブックを紹介するコーナー、実際に Web 上でLL ブックを作成できるコーナーなどがあります。

びぶーん
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アカウントを作成しなくてはなりませんが、LLブック作成できるというのはとても面白いページだなと思いました。

「点字つき絵本の出版と普及を考える会」
https://tenji.shogakukan.co.jp/

出版社、印刷会社、書店、大学、点訳ボランティアなどによって運営されている会のホームページ。<目の見えない人と見える人がいっしょに絵本を楽しめるようになること>を目標に、点字つき絵本の出版促進を目指している。現時点で入手可能な、点字つき絵本やさわる絵本のリスト(絶版・品切れの絵本も別リストとして掲載されている)を見ることができます。

びぶーん
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ホームページもデザインがとてもシンプルで見やすいです。

特定のテーマやジャンル、キーワードから本を探したい

具体的な書名や著者名に見当がついているわけではないけれど、○○がテーマの本が読みたい、△△という主人公が出てくる本の題名を思い出したい、ネコが登場する物語が読みたい……といった曖昧な調べ物には、次の本やホームページが役立ちます。

また、各図書館のOPAC蔵書検索システムで「恐竜」「宇宙」「友だち」「感情」など、関心のあるテーマやキーワードを入力してみてください。複数のキーワードを組み合わせることで、より絞り込んだ検索が可能になります。

『テーマ別絵本リスト保育・子育て 絵本の住所録』
舟橋斉、富田克巳/編著、三学出版/発行、2017 年(028 フ)

0 歳~就学前の子どもを対象にした絵本を、テーマ別に分類したリスト。季節や行事(入園、遠足、もちつきなど)、生活習慣(給食、午睡、散歩など)、友だち、動物など、保育と子育ての現場でよく求められるテーマが選ばれている。

『テーマ・ジャンルからさがす物語・お話絵本 1・2』
DB ジャパン/編・発行(R909 テ)

「物語・お話絵本」(2011 年刊行)は、1953~2010 年に国内で刊行された絵本のうち、日本と世界の物語・お話
16449 点を、テーマ・ジャンル別に分類して紹介しています。

「ヤングアダルトの本」シリーズ
日外アソシエーツ/発行、2008 年~(R028 ヤ)

中高生を中心にしたヤングアダルト世代を対象にした図書を、
分野別に紹介。簡単な内容紹介が読めるものもある。
例えば、現在までに、以下のような巻が刊行されている。
・「職業・仕事への理解を深める 4000 冊」
・「教科書の名作 3000 冊」
・「部活をきわめる 3000 冊」
・「高校教科書の文学 3000 冊」
・「18 歳からの選挙権 2000 冊」
・「ノベライズ化作品 3000 冊」
・「悩みや不安迷ったときに読む 4000 冊」
・「社会を読み解く 4000 冊」
・「将来の仕事・資格に出会う 3000 冊」
(以上、日外アソシエーツ/編)
・「ボランティア・国際協力への理解を深める2000 冊」
(NPO 研究情報センター/編)

「日本の物語・お話絵本 登場人物索引」シリーズ
「世界の物語・お話絵本 登場人物索引」シリーズ
「日本の児童文学 登場人物索引」シリーズ
「世界の児童文学 登場人物索引」シリーズ
DB ジャパン/編・発行、2004 年~(R909 テ)

日本/海外の絵本/児童文学の登場人物の名前から、作品名・作者名などを探せる索引。「物語・お話し絵本 登場人物索引」シリーズは絵本の刊行年代別に、「児童文学 登場人物索引」シリーズは「単行本篇」「アンソロジー篇」「民話・昔話集篇」などのジャンル別に巻が分けられています。

『世界・日本 児童文学登場人物辞典』
定松正/編、玉川大学出版部/発行、1998 年(R909 サ)

国内外における代表的な児童文学の、412 の登場人物を取り上げた辞典。作品名・作者名がわかるだけでなく、その人物の特徴や作品中での働きが、詳しく解説されている。1980 年代くらいまでに書かれた、今では古典とされる作品の登場人物が中心。巻末に児童文学・文化年表あり。

『英米児童文学 作品・登場人物事典』
定松正/編、松柏社/発行、2012 年(R909 サ)

『クリスマス・キャロル』(ディケンズ/著)から、『ハリー・ポッターと賢者の石』(J・K・ローリング/著)まで、英米の代表的な児童文学のあらすじと作家紹介、主な登場人物紹介が
読めます。

『「場所」から読み解く世界児童文学事典』
藤田のぼる[他]/編著、原書房/発行、2014 年(R909 フ)

「屋根裏部屋」「陸上競技場」「図書館」など、さまざまな「場所」を印象的に描いた、国内外の児童文学を紹介する。「つどう」「くらす」「あそぶ」「であう」など、8 つに分類
された 200 の「場所」の名前から、作品を探すことができます。

『子どもの本のカレンダー 増補改訂版』
鳥越信、生駒幸子/編著、創元社/発行、2009 年(028 ト)

「ぼくのお誕生日に事件が起こる話が読みたい」という子どもからのリクエストに応えて編まれた、1 年 366 日分・366冊のブックレビュー。

『子どもと読みたい科学の本棚 童話から新書まで』
藤嶋昭、菱沼光代/著、東京書籍/発行、2013 年(403 フ)

科学者・サイエンスライターの著者によって発足された「科学童話研究会」が企画・選定したブックガイド。一般的な「科学読物」はもちろん、『もりのなか』(エッツ/作)を「自然/動物/心」というキーワードで紹介するなど、小さな子が科学に関心を持つきっかけになりそうな創作の絵本や児童文学も、幅広く取り上げています。

『中高生のためのブックガイド 進路・将来を考える』
佐藤理絵/監修、日外アソシエーツ/発行、2016 年(028 ニ)

中高生が進路や将来について考える際に参考となる図書 609冊を収録。目次や簡単な内容紹介も読める。「学校生活から将来へ」「仕事・職業を知る」「進路・進学先を選ぶ」「受験術・アドバイス」の章の元、分野別に並べられている。職業選択に役立つ本はもちろん、それ以前の「なぜ勉強するか」「どの学校で何を学ぶか」「どう学べばいいか」などの疑問に応える本も数多く紹介しています。


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おわりに

子どもにぴったりの一冊を見つけるには、大人自身が“探し手”になることが大切です。

本との出会いは、子どもたちの世界をぐんと広げてくれます。この記事が、すてきな一冊と出会うためのヒントになりますように。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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