これは、実話です。
何があったかというと原因はいえないのですが、妻は男女平等があって当たり前であるって言っていて女性にも人権があるって常日頃から言ってるような人です。僕もそう思っているものの男性を卑しく落とすほどの男女同権には意見したいところですし、これは最早、男性に価値を置いている昭和時代の人間からすると考えられないほど男女同権いや、女尊男卑の嵐で女性を建てなければならないというような人です。
これは、どうやらフィンランドの本にも「ジェンダー指数が高い国から来た作者は日本に来て驚いたなぜなら、男性は女性に対して扉も開けないのだ。」という一文でははーん。女性を尊重して男性はへりくだれって部類の本だなとこちらもジェンダーギャップ感を出して読んでいたのですが、妻はとにかくジェンダーギャップ後進国の日本に対してもう情けなさの境地に至るわけです。
最近読んだジェンダー本

フィンランド流〈ポジティブ変換〉のすすめ: 女性のエンパワーメントのために
アンナ=マリア・ウィルヤネン (著), 迫村裕子 (監修, 翻訳), 岩井さやか (翻訳)
フィンランドの先人たちの苦闘の歴史、「ムーミン」のトーベ・ヤンソンや「マリメッコ」のアルミ・ラティアの生涯、日本に暮らした著者の体験談など、「女性のエンパワーメント」にまつわる多彩なエピソードを〈ポジティブ〉に紹介! 元フィンランドセンター所長が語る、ジェンダー平等の国フィンランドから日本へのメッセージ。
女性満足度
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なぜ仲直りしたの?
では、なぜ仲直りをしたのかというと、話し合いの中で村田沙耶香の世界99の話をしたということがります。世界99では女性の嫌な差別嫌悪感が生まれる性行為に対してもピョコルンという動物に男性の「欲」すべてが向けられ、女性にとっては生きやすい世界を目指した世界を描かれているのですが、男性はかなりの偏見を抱いて描かれているものの女性目線で見ると男性ってこんなに怖いように映っているのかもと思わせてくれる本だったわけです。
夫婦仲直りきっかけの一冊

世界99 上・下 – 2025/3/5
村田 沙耶香 (著)
この世はすべて、世界に媚びるための祭り。
性格のない人間・如月空子。
彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。
空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。
ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。
当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。
女性満足度
男性満足度
読み応え
総合満足度
社会が女性に求めることが多すぎる!
女性に関しては生まれたときから社会が求められることが違います。
女性はロリコンから見れば14歳が賞味期限だと言われ、18歳になればもはや大人だとみなされ、社会人になれば男性同様働きながら、彼氏はいないの?という外部からの家庭を持って子どもを産まなくて大丈夫なの?あなたの「賞味期限」は?と好奇な目で見られ、25も過ぎれば早くも結婚しないのかと求められ、同時に社会から仕事で成功することも求められる。
男性にとって見目麗しい存在であることを化粧もせずに外に出るなんてできないと外観に関して意見を述べられながら、やっとこさ結婚したと思ったら、「子どもはまだなの?」とおせっかいが始まり、第一子を産んだばかりの頃から「子どもは一人じゃかわいそうだわね」と煉獄のプレッシャーを受けるのが定番行事である。一年も経てばあら不思議「二人目はいつなの?」というゴシップを知るような会社の同僚。また、産休明けから二人目を求められながらも「またすぐに産休に入るんじゃないだろうな」と上司からの視線を浴び求められる矛盾を抱えながら、二人目妊娠出産。「子どもは3人産みましょう」と日本社会は少子化の解決法を女性に押し付けてどう生きても抜け出せない地獄の湯舟に女性は生きている。
会社に復帰すれば保育園に預けた子どもは熱を出し、夫は帰らず「女だから」と保育園に迎えに行きながら、仕事場からの言われようのない「お前仕事中なのに帰るのか?」という苦しみと同意義の「気」を感じて、子どもを迎えに行かなければならない。一回や二回ならまだいい。保育園に通いだした子どもというのは何回でも熱を出す。なぜ女だからという理由でお迎えに行かなければならないのか、なぜ男だからという理由で仕事という育児の下位互換とも呼べる事業に従事することが許されるのか?「育児から見たら仕事など休暇と一緒だ」
とも言えず、毎日を消耗して過ごし、子どもが大きく中学生にでもなれば、やっと会社で正社員として腰を落ち着けて働けると思ったのは束の間、上司や取引先からの嫌悪感溢れるセクハラに気持ち悪さを覚えながら我慢してようやく今の生活をしている。
これらは、その人間個人が能力により社会から求められているものとは全く違う性質のものである。女性たらしめている「女性」だからこそ受ける「苦難であり、男性では知覚することが出来ない煉獄である」。
それを知ることが出来たのも村田沙耶香の世界99があったからだという話をしたところ、妻は感激し、自分のことをここまで考えてくれているのかと夫を見直す眼差しを向けて致していく。こればかりは読書をしたからこそ知り得た情報であり、読書をしていなければ知ることもなかったことである。ただ、妻のために読書をしているわけではなく、ただ読みたいと言う想いが読まさせているのだが、副産物として異世界を覗くことで得られる微細な知識が人間関係や夫婦間に好循環を生み出したという、「読書」の良い例だと思う。
読書をすると夫婦仲まで良くなっていく。人間はバイオリズムで調子のよい日があれば調子の悪い日もあるのだから、人間関係という夫婦になれば調子のよい日でも悪くなり、調子が悪い日でももっと最悪の日になったりしてその計算が成り立たない部分は大いにあるものの、自分の脳内だけでのぐるぐる思考だけに留まることはなく、こと外の世界に目を向けるということも読書をする大きなメリットであることの証明が今回の夫婦仲直りとなった。
まとめ
夫婦で仲が良いのも3日まで。いやもう一週間は過ぎているかもしれないが、油断すればパートナーはすぐにナイフ投げ師に変わり、板に張り付いた自分が頭の上にリンゴを乗せ言葉を間違えれば文字通り致命傷のナイフが飛んでくるマジックショーに早変わりする。
夫の三枚おろしになる前に次の本を読んで世界を知らなければ夫婦の平和は守れないのだろう。
最後までお読み下さりありがとうございました。
エッセイとして書くときは自分の意見も文章の色も出していこうかなと思います。世界99は言うまでもなく、夫婦を救ってくれた大好きな本ですが、フィンランドのアンナさんの本はジェンダーだけでなくフィンランド出身の有名人を知るのにも役立つ名著でおすすめな本でした。
最近読んだジェンダー本

フィンランド流〈ポジティブ変換〉のすすめ: 女性のエンパワーメントのために
アンナ=マリア・ウィルヤネン (著), 迫村裕子 (監修, 翻訳), 岩井さやか (翻訳)
フィンランドの先人たちの苦闘の歴史、「ムーミン」のトーベ・ヤンソンや「マリメッコ」のアルミ・ラティアの生涯、日本に暮らした著者の体験談など、「女性のエンパワーメント」にまつわる多彩なエピソードを〈ポジティブ〉に紹介! 元フィンランドセンター所長が語る、ジェンダー平等の国フィンランドから日本へのメッセージ。
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