「二徹三徹して著書を書くんです」
自民党総裁選としても注目を集め、長年にわたり日本の政策決定の中枢で活躍してきた高市早苗さん。経済安全保障やエネルギー安全保障など、政策課題について「徹底的にお調べになり」二徹三徹して勉強し、原稿を書かれるほどの勉強家として知られています。

今、高市早苗さんの考えを知るには著書を読んだ方がいいわね!
高市さんの政策立案の背景にある国家観や、日本の未来に向けた具体的な計画を知るためには、著した書籍を読むことが最も確実です。本記事では、高市早苗氏が深く関わった分野を理解するための「おすすめ本」5冊を、その紹介とともに詳しくご紹介します。
なぜおすすめ5冊にしたのか?
この書籍全5作品は、高市氏が衆議院議員や自由民主党の要職を務める中で、深く関わった政策分野に焦点を当てた近年の著作群だからです。
これ以外にも高市氏は『アズ・ア・タックスペイヤー』(祥伝社)や、初エッセイ集である『30歳のバースディ』(1992年発売)など、複数の著作を出版されていますが、高市早苗さんの具体的な思想や最新の政策提言を理解することが目的の方にぴったりの政策的なテーマに絞られたおすすめ5冊とさせていただきました。

高市早苗さんの政策を知るために最適な5冊を選びました!
高市早苗氏のおすすめ本5選
高市氏の著作は、危機管理や経済成長、そして国防といった「日本の未来を託すべき」テーマを扱っており、その政策は「体脂肪率がゼロに近いひきしまった政策本」と評されるほど、研ぎ澄まされています。
1. 『日本の経済安全保障 国家国民を守る黄金律』
著者:高市早苗 発売:2024年7月8日 出版社:飛鳥新社
紹介:本書は、高市早苗経済安全保障担当大臣(当時)の最新の政策的知見が凝縮された集大成であり、発売からわずか4日で3刷となるなど、大きな話題を呼んでいます。この一冊で、日本の安全保障を根底から支える経済安全保障法制(2つの法律)の内容と、サプライチェーンの強靭化、先端重要技術の開発に向けた最新の取り組み状況が、辞書代わりに長く手元に置いておけるよう徹底的に解説されています。
特筆すべきは、単なる国内法制の解説に留まらない点です。輸出管理や投資審査に関する米国の法律、さらに国際ビジネスの現場で取引先が留意すべき中国の法律、そしてこれから日本が改善を目指すべき「残る課題」についても詳細に記されています。技術開発に励む企業の経営陣、技術者、研究者、そして日本の未来を拓く学生にとって、国際的な経済競争の現実と国家としての防御戦略を知る上で、これほどファクトチェックが徹底された確かな指針となる本はないでしょう。
2. 『国力研究 日本列島を、強く豊かに。』
編著:高市早苗 発売:2024年8月30日 出版社:産経新聞出版
紹介:高市氏が主宰する「『日本のチカラ』研究会」の議論を、リアルな質疑応答も含めて完全収録した政策提言の書です。本書のテーマは、経済力、外交力、情報力、防衛力、技術力、人材力など、「総合的な国力」の全要素にわたります。
高市氏自身は、総合的な国力強化の方向性を示す3章分を書き下ろしており、特に序章では「国際社会の現実と『総合的な国力』強化の必要性」を、また第六章では「『国力』の全要素を包含する宇宙政策」という、日本の未来に不可欠な戦略的視点を提示しています。10人の有識者と共に日本の進むべき道を指し示しており、日本の力を今こそ結集するための具体的なロードマップを求めている読者にとって、一読の価値があります。
3. 『美しく、強く、成長する国へ。 ― 私の「日本経済強靱化計画」』
著者:高市早苗 発売:2021年9月 出版社:ワック
紹介:2021年の自民党総裁選とともに大きな話題となり、高市さんの経済ビジョンである「サナエノミクス」の根幹がここにあります。本書は、高市さんの「国家観、経済政策、危機管理政策、国防」のすべてにおいて的を得ていると評価。日本を助けてくれる、一本筋が通った「現代の侍」のような政治信条が伝わってきます。
特に注目すべきは、彼女の独自の発想である「危機管理投資=成長投資」という考え方です。これは、想定できるあらゆるリスク(食料、安全保障、健康医療など)を解決するための技術に積極的に投資することで、官民の投資を呼び込み、最終的に豊かな福祉と質の高い教育を実現するというものです。読者からは、この政策内容が誤解せずに理解できる内容であり、「技術立国日本をもう一度叶えれる」という期待を感じさせる力作です。

高市さんは「危機管理投資をして技術力を高めてその技術を生活に活かして経済成長」という図式を描いているのがよくわかる一冊となっています。
4. 『ハト派の嘘』
共著:櫻井よしこ、高市早苗 発売:2022年5月 出版社:産経新聞出版
紹介:ジャーナリストの櫻井よしこ氏との共著であり、高市さんの揺るぎない保守的な政治信条と、日本の安全保障や外交に対する根本的な考え方を深く理解するための鍵となる一冊。
高市さんの政策がしばしば「タカ派的」と見られがちですが、本書を読むことで、彼女がどのような歴史観や国家観に基づき、日本の主権と国益を守ろうとしているのか、その思想的背景に迫ることができます。日本の安全保障環境の現実と、それに対する高市さんの徹底した現実主義を理解するために、政策論の枠を超えて必読の書です。
5. 『サイバー攻撃から暮らしを守れ! ― 「サイバーセキュリティの産業化」で日本は成長する』
編著:高市早苗、藤井龍二 発売:2019年2月 出版社:PHP研究所
紹介:高市さんは、自由民主党のサイバーセキュリティ対策本部長を3期歴任するなど、この分野の日本の政策を牽引してきました。本書は、単にサイバー防御の必要性を説くだけでなく、日本の成長のために「サイバーセキュリティの産業化」を推進するという、技術立国としての成長戦略を提案しています。
高市さんが重視する「危機管理投資」や「技術力強化」の思想は、このサイバー分野において具体的に反映されています。私たちが直面するサイバーリスクへの対応策を知るとともに、この分野を新たな成長の柱とするための先駆的なビジョンを知ることができます。この本を通じて、彼女の政策が常に未来を見据えた技術投資と安全保障の統合を目指していることが深く理解できます。
高市早苗関連本
高市早苗さんは注目度の高い総理大臣でもあります。関連本もとても多く出版されていますので高市早苗さんの考えを理解する上で重要な本をいくつかおすすめさせていただきます。
日本を甦らせる「高市早苗」の敵
門田隆将(著)/単行本(ソフトカバー)/2026年1月25日刊行
こんなひとにおすすめ!
- 日本の安全保障・対中政策・財政政策を「保守・現実主義」の視点で整理したい人
- 高市早苗氏をめぐる政治過程や、保守政治が直面してきた抵抗・批判の構図に関心がある人
- オールドメディア、官僚機構、政党内力学など、日本政治の舞台裏を知りたい人
特徴
本書は、長年政界を取材してきたジャーナリスト・門田隆将氏が、高市早苗を軸に、日本政治を取り巻く対立構造を描いた一冊。
中国問題、財務省を中心とする官僚機構、オールドメディア、いわゆる「媚中」的と著者が位置づける政治家などを、日本復活を阻む勢力として批判的に論じています。

ちょっと中国と親しくなりすぎたかな?と危機感のある方は手に取ってみると面白いかも知れません。
対中政策における日本企業の在り方、LGBT法制をめぐる議論、地方で起きている問題と報道姿勢、皇統をめぐる課題、米中関係の変化など、近年の主要論点を幅広く取り上げている点も特徴。

高市さんを強く支持する姿勢で書かれています。
日本初の女性宰相 高市早苗研究
三橋貴明・山田宏・三浦瑠麗・田母神俊雄・岸博幸・山上信吾(著)/宝島社新書/2026年1月9日刊行
こんなひとにおすすめ!
- 高市早苗政権の政策の全体像を、複数の識者の視点から整理して理解したい人
- 経済政策・物価対策・安全保障・外国人政策など、所信表明で示されたテーマの「意味」を深掘りしたい人
- 単一著者の評論ではなく、インタビュー形式で多角的な分析を読みたい人
特徴
本書は、「日本初の女性宰相」として誕生した高市早苗政権をテーマに、経済学者、政治家、国際政治学者、元官僚など、立場や専門の異なる識者へのインタビューを中心に構成された研究書。
高市政権誕生の政治的背景として、維新の閣外協力や衆議院定数削減の問題、総選挙実施の可能性といった制度・日程面の論点にも触れつつ、所信表明で言及された経済対策、物価対策、日米同盟の強化、外国人対策が今後の政治にどのような影響を与えるのかを読み解いていきます。

三橋貴明・山田宏・三浦瑠麗・田母神俊雄・岸博幸・山上信吾の高市さんへの見方や評価の違いがそのまま提示されているのが特徴的な一冊です。
新書ですので読みやすいと思います。多角的に高市さんがどう評価されているのかを知りたい方は是非お手に取りください。政権発足直後の状況整理と今後の展望を知るための「現在地確認」に適した一冊ですね。
高市早苗「ジャパン・イズ・バック」
渡邉哲也(著)/単行本(ソフトカバー)/徳間書店/2025年12月24日刊行
こんなひとにおすすめ!
- 高市早苗政権の外交・安全保障・経済運営を「政権発足直後の動き」から把握したい人
- 日米同盟や対中関係を、情報戦・政権PRという観点も含めて読み解きたい人
- 高市政権と「安倍政治」の連続性・チーム体制に関心がある人
特徴
本書は、日本初の女性総理となった高市早苗氏が掲げたスローガン「ジャパン・イズ・バック」を軸に、政権発足直後の外交・政治運営を中心に描いた政権ルポ的な一冊です。

高市政権が国際政治の舞台でどのように存在感を示そうとしたのかがよく分かる構成になっています。
トランプ前大統領を最初の外国来賓として迎えた日米首脳外交、象徴的な演出やメッセージ発信、中国側の反応などが2025年の高市政権のハイライトでした。その本音の部分を客観的に論じています。
また、就任直後からのスピード感ある政治運営や、各大臣への省庁別指示、いわゆる「チーム安倍」とされる人脈の再集結など、政権内部の動きにも焦点が当てられている点が特徴。

高市さんは2027年度予算編成を「ジャパン・イズ・バック」の試金石とするって言っているから相当今度の予算編成に欠ける思いもありそうね。
全体として、本書は著者・渡邉哲也氏の視点から高市政権を評価・分析した内容であり、政権の意義や戦略を肯定的に捉える論調が基調となっています。

いろいろな資料を参考にして書かれているから多角的に高市政権を観たい方におすすめです。
まとめ
高市早苗さんが目指すのは、「元気な強く豊かな日本」です。高市さんの政策は、単に経済成長を追求するだけでなく、想定できるあらゆるリスクを解決するための技術(食料、安全保障、健康医療など)に積極的に投資することで、官民の投資を集め、豊かな福祉と質の高い教育を実現することを目指しています。
高市氏の著書は、政治家としてだけでなく、政治家「高市早苗」が国会議員として直面した課題(例えば、親族の介護や地域の問題)から得た経験を政策に落とし込む、その実直な姿勢と徹底した勉強量に裏打ちされています。
彼女の政策やビジョンを深く理解するために、ぜひこれらの著作を手に取ってみてください。



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