新婚生活は、毎日が幸せであふれているように見えます。
でも、スキで結婚したはずなのに、現実には小さなすれ違いや誤解が積み重なり、「思っていたのと違う…」と感じることもあります。
特に新婚のときは「幸せイメージ」とは相まって環境が変わるストレスが体調や心の余裕に表れてしまうのは当然です。
恋愛や夫婦の関係は、私たちの人生を大きく左右します。
一緒に笑い、支え合える関係を築くことは、とても大切なことです。
アメリカの臨床心理学者は、自らのつらい離婚経験をきっかけに、「どうすれば夫婦関係はうまくいくのか」を長年研究しました(Dew & Wilcox _2013)。その中で、どんな夫婦にも共通して効く、シンプルで続けやすい方法を見つけたのです。
それが「愛情貯金」です。
「愛情貯金」とは?
この研究でわかった最も大切なことの一つは、うまくいっているカップルは、相手に対して「ちょっとした優しい行い」を頻繁に、たくさん行っているということです。この行動を、その臨床心理学者は「愛情貯金」と呼んでいます。
「愛情貯金」とは、決して大きな努力や労力を必要としない、すぐにできて簡単な、些細な親切の積み重ねを指します。例えば、会社帰りにパートナーのために頼まれた食料品を買って帰る、あるいは相手の好きな食べ物や花を買って帰るようなことです。スーパーで買い物中に、パートナーが買い忘れた醤油をさっと取りに行く、といった行動もこれに当たります。

パートナーがどう行動したら喜ぶかの積み重ねが「愛情貯金」ってことね。
些細な行動がなぜ重要なのか
重要なのは、これらの行いが相手が本当に喜ぶもの、または相手の助けになることであるという点です。花を贈ることが必ずしも相手の喜びにつながらない場合もあるため、相手の身になって考えることが大切です。
うまくいっているカップルは、このような「ものすごく簡単なこと」を日常的に、しょっちゅう行っていることが明らかになっています。一方で、関係が悪くなるカップルは、これらの行動をあまり行いません。

お金を貯めて、高級なレストランや旅行に誘って一気に愛情貯金を貯めようとしても、貯まらない。コツコツ貯めていくのが重要なんですね。
「愛情貯金」は、一つひとつの行為は些細なものです。しかし、それを頻繁に繰り返すことで、まるで預金口座にお金が貯まるように、着実に愛情が積み重ねられていきます。
たまに頑張って旅行に行ったり、豪華なディナーをご馳走したりするような「大きなこと」も良いですが、本当に効果的なのは、頑張らなくても日常的にすぐにできる優しい行いを、たくさんたくさん、とにかくたくさん行うことです。
日々の積み重ねが大きな力に
普段から「愛情貯金」が豊富にあるカップルは、たとえ喧嘩をしてしまっても、貯金があるから関係がすぐにゼロになることはありません。クッションのように働き、困難な状況でも関係を維持できるのです。しかし、普段から「愛情貯金」が少ないカップルは、一度喧嘩をすると、すぐに貯金がゼロになり、別れにつながってしまうリスクが高まります。
この「愛情貯金」の考え方は、「私たちは、相手に与えるものを自分自身が受け取る」という原則に基づいています。あなたが相手に優しさを与えれば与えるほど、あなた自身もその優しさを受け取ることができるのです。
ぜひ、大切なパートナーとの関係をより良くするために、今日から「愛情貯金」を意識して実践してみてください。
まとめ
夫婦関係がうまくいくためには、大きなサプライズや特別な出来事よりも、日常の中での小さな優しさを積み重ねることが大切です。
アメリカの臨床心理学者が提唱する「愛情貯金」は、相手が喜ぶ行動をこまめに行い、信頼と安心をためていく習慣です。例えば、頼まれた物を買って帰る、感謝の言葉をかける、相手の負担を減らすなど、簡単にできる行動を増やしていきます。こうして愛情をためておくことで、たとえ喧嘩をしても関係が壊れにくくなります。
今日からできる小さな優しさを意識し、コツコツと愛情を積み重ねていくことが、幸せな夫婦関係を長く保つ秘訣です。



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