天才、綿矢りさが待望の長編恋愛小説を出版しました。
「激しく煌めく短い命」は、女性同士の恋愛を美しく、強く描いた長編小説。京都と東京を舞台に、ただ好きでいられた中学生の恋が、大人になっても心を燃やし続ける様子が描かれています。このブログでは、あらすじ、読者の感想、著者の最新情報まで、詳しく深掘りして解説します。
この記事を読めば、「激しく煌めく短い命」を読むべきかどうかが3分でわかります。
激しく煌めく短い命の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 激しく煌めく短い命 |
| 著者 | 綿矢 りさ |
| 出版社 | 文藝春秋(文春文庫) |
| 発売日 | 2025年夏刊行 |
| ページ数 | 640頁 |
| ジャンル | 恋愛小説/LGBTQ+小説 |
| 寸法 | 14 x 4 x 19.6 cm |
| ISBN-10 | 4163920099 |
| ISBN-13 | 978-4163920092 |
文春オンラインでは「作家生活20周年にして、綿矢りさ最大の挑戦」と紹介されています。圧巻のボリュームでありながら、緊張感を保ったまま最後まで走り抜ける構成が高く評価されています。

綿矢りさファンの間では「生のみ生のままで」と「手のひらの京」を書いてきたからこその長編小説であるともっぱらの評判です!
激しく煌めく短い命のあらすじ(ネタバレなし)
二人の恋の炎は、すべてを焼きつくす。
京都と東京を舞台に描く、集大成的恋愛小説
「誰かを傷つけるのはこわいけど、傷つけなければ生まれない感情もある。」――綿矢りさ
京都に暮らす久乃(ひさの)は、中学校の入学式で出会った同級生の綸(りん)にひと目で惹かれ、二人は周囲の偏見にも負けず、手さぐりで愛をはぐくんでいく。
「名前なんか、どうでもいーやん。私は久乃が好き。久乃は私が好き。それで十分やろ」
しかしあることがきっかけで二人は決定的に引き裂かれる。
そして十数年後、東京の会社に勤める久乃は思いがけない形で綸に再会するのだった――。
綿矢りさ史上最長、圧巻の1300枚!
中学生の久乃は入学式で出会った同級生・綸に一目ぼれ。放課後の教室、夏のプール、文化祭の夜と、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。周囲の偏見や友人からの視線にも負けず、二人はただ「好き」という気持ちを大切に恋を育みます。しかしある出来事をきっかけに二人は離ればなれになり、十数年後、大人になった久乃は東京で綸と再会。過去の想いが再び燃え上がり、二人の関係は新しい局面を迎えます。

再会した二人の心情をどのように天才綿矢りさが描くのかが見ものね!
激しく煌めく短い命のおすすめポイント
- 圧倒的なボリュームなのに読みやすい
1300枚の大作ですが、スピード感ある展開で読者を引き込みます。綿矢りさの長編が読めるとファンの間では眉唾ものの圧倒的鈍器本です。 - 恋の痛みと美しさが胸に響く
「名前なんかどうでもいい。私は久乃が好き。それで十分やろ」という名セリフが象徴的。読者の心を直撃します。恋の痛さは心理的にも身体的にも描かれるのが綿矢りさの特徴です。どのように美しい美文として文体を作っていったのか言葉遣いにも注目です。 - 人物描写がリアルで深い
久乃と綸だけでなく、家族、クラスメイト、社会のまなざしも描かれ、物語に厚みを与えています。恋愛は個人間の合意だけではなく、周りの声にも影響されます。社会的ステイタスにも影響される綿矢りさの人物描写は納得感が高いです。 - LGBTQ+テーマを正面から描く文学
日本文学ではまだ少ない女性同士の恋愛を真正面から描き、多様性を考えるきっかけになります。レズの恋愛傑作小説「ひらいて」では正面から高校生の女性同士の恋愛をエンターテイメント化しました。今作では、社会人同士の恋愛です。どのように展開されていくのか注目すべき作品です。

綿矢りささんは「ひらいて」で高校生の「生のみ生のままで」で20代の「激しく煌めく短い命」で40代に至るまでの女性同士の恋愛を描いています。
激しく煌めく短い命の口コミ・レビュー
激しく煌めく短い命の口コミ・レビューを集めてみました。みんなどのような感想を抱いているのでしょうか?
「分厚いのに、止まらなくて一気に読んだ。久乃と綸の恋は痛いほどまっすぐ」 — 読書メーター
「四日で読み終えるほど引き込まれた。久乃のドキュメンタリーを読んでるみたいだった」 — noteユーザー
「青春時代を思い出して泣いた。こんなに胸が苦しい読書は久しぶり」 — ダ・ヴィンチWeb
「恋愛小説としても、LGBTQ小説としても、日本文学としての到達点だと思う」 — Twitter読者感想
レビュー全体では、「泣けた」「胸が苦しい」「美しい」というキーワードが多く、読後感の強烈さが際立っています。
こんな人におすすめ
綿矢りさ著:激しく煌めく短い命は、どのような方におすすめなのでしょうか?
- 初恋の甘酸っぱさをもう一度感じたい人
- 女性同士の恋愛小説を探している人
- 泣ける青春小説が好きな人
- 綿矢りさのファン、芥川賞作家の最新作を追いたい人
- LGBTQ+テーマの文学に興味がある人
綿矢りさ自身は41歳(2025年現在)41歳までに味わったすべての体験を1300pに込めたといっても過言ではありません。また、女性同士の恋愛は綿矢りささんにとっては「ライフワーク」とも言えるべきテーマです。男性と女性の恋愛を書くのも上手ですが、女性同士の恋愛を読みやすい形で一冊の物語にまとめる手腕は日本にたくさんいる作家の中でも随一といえるでしょう。
綿矢りさプロフィールと2024年以降の活動
綿矢りさ
- 1984年京都府生まれ。早稲田大学卒。
- 17歳で『インストール』が文藝賞、19歳で『蹴りたい背中』が芥川賞を受賞。
- 主な作品:『かわいそうだね?』(大江健三郎賞)、『生のみ生のままで』(島清恋愛文学賞)、『ひらいて』など。
- 映画化作品:『勝手にふるえてろ』『ひらいて』は映画化され話題に。
2024年以降の活動
- 2024年:文學界で短編連載を開始。「現代の若い女性の孤独」をテーマに話題を呼ぶ。
- 2025年:『激しく煌めく短い命』刊行。キャリア最大の長編として各メディアで特集が組まれる。
- インタビューでは「10代の自分に捧げるつもりで書いた」と語り、長編に挑んだ背景を明かしています。

綿矢りささんの作品では「かわいそうだね?」という爆発力のある小説や、それそれ!と共感を呼ぶ「亜美ちゃんは美人」などもありますが、今回の『激しく煌めく短い命』では痛々しいほどの女性同士の恋愛を描いています。

文章を読んで痛々しいと感じるってことは、書いてあることがとっても現実に近いって感じるってことだよね!

激しく煌めく短い命
誰かを傷つけるのは怖いけど、
傷付かなければ、生まれない感情もある
―――綿矢りさ
読み応え
作家の想い
ユーモラス
美文度
総合満足度
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まとめ|激しく煌めく短い命は必読の恋愛小説
「激しく煌めく短い命」は、初恋の甘さと切なさ、青春の痛みと優しさが詰まった究極の恋愛小説。読み終えたあとに心が洗われるような感覚が残ります。
「分厚い本は苦手」という人にもおすすめできる没入感。LGBTQ+文学としても重要な位置づけの一冊です。
次の休日にはぜひこの本を手に取り、久乃と綸の世界に綿矢りさの世界に飛び込んでみてください。



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