世界累計1000万部を記録した芸術的な絵と弱さを認めてくれる言葉が魅力の続編が出版されました!

前作の「ぼく モグラ キツネ 馬」は近年で一番衝撃を受けた絵本です!
イギリスのアーティスト、イラストレーター、そして作家であるチャーリー・マッケジー氏 が描いた『ぼく モグラ キツネ 馬』は、出版から瞬く間に世界的なベストセラーとなりました。その温かいイラストと短い対話で綴られた物語は、「人生寓話」として8歳から80歳までの幅広い読者に受け入れられています。

筆で描いた絵が何とも言えずおしゃれで暖かなのよね~!
特に『ぼく モグラ キツネ 馬』が人々の心に深く響いたのは、困難な時代やコロナ禍においてでした。『ぼく モグラ キツネ 馬』は、パンデミックによる孤立や経済的な疲弊など、人々が疲れ果てたときに「優しさ」や「つながり」「希望」を訴え、「助けてを求めてもいいんだよ」と心の癒しをもたらす「特別な本」として社会現象となりました。
この世界的なベストセラーの待望の第2弾として、『きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐』が、2025年10月22日に日本で刊行されました。
本記事では、この続編が私たちに伝える新たなメッセージと、心の「嵐」を乗り越えるための知恵を深く掘り下げていきます。
きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐

きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐
- 著者:チャーリー・マッケジー(Charlie Mackesy)
- 訳者:川村元気
- 出版社:飛鳥新社
- 出版年月日:2025年10月22日
- ISBN:978-4-86801-092-0
- 判型・体裁:B5変型 上製(変上製)・128ページ
- 定価:本体2,500円(税込)
ぼくらは、もっとじぶんに甘えていいんだ。好きなことは好き。耐えられない嵐が来ても、いつか去ってく。去りゆくまで心で唱える「ことば」がこの本に載せられている。今は嵐にあっていないって思ってもこの本を読んだら涙が流れた。ぼくらは、もっとじぶんに甘えていいんだ。好きなことは好きって思っていい。
『ぼく モグラ キツネ 馬』が起こした奇跡
原作は、少年がモグラ、キツネ、馬という個性豊かな仲間たちと旅をする中で、心の交流を深めていく物語。この本が世界中の人々の魂に触れた核となるメッセージは、「助けて(Help)」という言葉の持つ力でした。馬は「今までにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?」という少年の問いに対し、「たすけて」だと答えています。助けを求めることは、弱さではなく、強さであり、勇敢な行為であると伝えています。

この一番勇敢な言葉は何だと思う?の問いかけに「たすけて」だっていうのは衝撃的だったわ。
「ぼく モグラ キツネ 馬」は全世界で1000万人以上の読者に読まれ、日本語版も25万部を突破するベストセラーとなりました。さらに、この作品を原作としたアニメーション短編映画は、第95回アカデミー賞で短編アニメ賞を受賞しています。
この物語に登場する4人の仲間たちは、作者自身や読者の異なる側面を反映しています。
読者の異なる側面
- 少年(ぼく):好奇心、問いかけ、恐れ、人生とは何かを探る部分。
- モグラ(オイラ):困難な時にケーキなど慰め(コンフォート)を求める部分。
- キツネ(オレ):恐れからくる攻撃性を持ち、容易に人を信用しない、傷ついた部分。
- 馬(わたし):私たちの中の最も深く、賢く、魂にあたる部分。
待望の続編『きみをわすれない』のテーマ
続編のテーマは、試練としての「嵐」です。
正式タイトルは『きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐』で、日本版は2025年10月22日に刊行。著者マッケジーさんは、続編の多くの作品がパンデミック中に描かれたものであり、世界中の人々が「これを乗り越える方法が見えない」と訴えていた時期への応答であると語っています。

世界が不安だった時を「嵐」と例えて「嵐」を「乗り越えたい」という人々と著者マッケジーさんのコミュニケーションが本作として具現化したのね!
今回の物語の中心となるテーマは、「嵐」川村元気さんは、この本について「仲間を見つけた”ぼく”でも、ふと不安になる時がある、寂しくなる時がある、そんな時にどうすればいいのか」をテーマとして、「心の”嵐”の乗り越え方を、優しく教えてくれる」とコメントしています。
三宅香帆さんも“日々のしんどさを、やり過ごすために。この本はきっと、あなたの味方です”とおすすめしていますね。
続編に登場する新たな試練と「ウィーゼル」
物語の中で、少年、モグラ、キツネ、馬の4人は再び旅に出ます。自分たちが何を探しているのかは分からない。それでも彼らは、人生はときに難しいこと、お互いを好きであること、そしてケーキがしばしば答えになることは知っている、という事実を抱えて旅を続けています。

生きていても何を探しているのか分からないこともしばしばありますよね。
物語の核心は、少年が友を失い、深い「嵐」に直面することです。
ここで、新たなキャラクターである「ウィーゼル(イタチ)」が登場!少年が「友を失った」と告げると、ウィーゼルは「それは不注意だったね。彼らが君を愛していたなら、君を置いて行ったりしただろうか?」と、少年の自己非難を誘うような問いかけをします。困難な状況に陥ったとき、原因は「自分の失敗だ」「自分が悪いのだ」と考えてしまう性を私たちは持っていますよね。

そう、何かあると自分を責めちゃう癖が私にもあるわ。
しかし、少年は物語の中で自分を肯定するメッセージを思い出します。「ぼくは、自分の心が私にトリックを仕掛け、自分がだめだと言ったり、すべてが絶望的だと言ったりすることを知っている。でも、自分が誰であるかを思い出す必要がある」。
少年は、「自分は愛されている」「自分は重要であり、他の誰にもできないものをこの世界にもたらす」想いを再認識することで、この試練に「しがみつく」ことを選択します。

自分は愛されているんだって涙が出るくらいうれしいのに、時に人はそれを忘れちゃうんすですよね。
また、馬が語る普遍的な知恵として、「嵐も疲れるよ」という言葉が登。この言葉は、パンデミック中に描かれ、ロンドンの街灯やシドニーの病院などに掲示されていた絵の一つでした。
訳者・川村元気氏のこだわり
原作の日本語訳を手がけた川村元気さんは、翻訳の際に、単に言葉を置き換えるのではなく、原作者の「ボイス(声)」をどう表現するかに注力しました。
この「ボイス」という概念は、川村氏自身の小説が翻訳された際に、翻訳家から受けた影響が大きいと述べています。川村さんは、日本語の複雑で豊かな一人称表現を活用し、キャラクターごとに異なる「声」を設定しました。
- 少年:「ぼく」
- モグラ:「オイラ」
- キツネ:「オレ」
- 馬:「わたし」
一人称を使い分けることで、読者はセリフを読むだけで、それぞれの個性やトーンを自然に感じ取ることができます。

「ぼく」は内向的で「オイラ」は活発、「オレ」は、ちょっと背伸びしていて「わたし」は芯が強くて上品。そんなイメージで私は見ているわ。
さらに川村さんは、絵と文字の関係を「グラフィック」として捉え、漢字、ひらがな、カタカナの組み合わせ方にこだわりました。日本語版では、前作に引き続き、書家の島野真希さんによる手書き文字が使用され、その筆致もイラストの一部として、作品の温かみと魅力を高めています。

書家の島野真希さんは原作の世界観を完璧に引き継いで表現できたよね。イメージを引き継ぐ書体は文字はすごいの一言。

もし私に莫大なお金があったら、日本のすべての家庭に1冊づつ『ぼく モグラ キツネ 馬』と続編の『きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐』をみんなに送るわ。それくらいおすすめの本よ。
きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐

きみをわすれない ぼく モグラ キツネ 馬 そして嵐
- 著者:チャーリー・マッケジー(Charlie Mackesy)
- 訳者:川村元気
- 出版社:飛鳥新社
- 出版年月日:2025年10月22日
- ISBN:978-4-86801-092-0
- 判型・体裁:B5変型 上製(変上製)・128ページ
- 定価:本体2,500円(税込)
ぼくらは、もっとじぶんに甘えていいんだ。好きなことは好き。耐えられない嵐が来ても、いつか去ってく。去りゆくまで心で唱える「ことば」がこの本に載せられている。今は嵐にあっていないって思ってもこの本を読んだら涙が流れた。ぼくらは、もっとじぶんに甘えていいんだ。好きなことは好きって思っていい。
まとめ
『ぼく モグラ キツネ 馬』のシリーズは、「自分を責めがちなとき」や「立ち止まりたくなる」ときに、そっと寄り添ってくれる「お守りのような一冊」です。
原作と続編が共通して伝える、私たちが必要とする勇気と愛のメッセージを、改めて胸に刻みましょう。
- 「人生はむずかしい。でも、きみはたしかに愛されているよ」。
- 「ただ起きあがって前にすすむだけでもゆうかんですばらしい、という日もある」。
- 「じぶんにやさしくすることが、いちばんのやさしさなんだ」。
困難な状況、心の「嵐」に直面したとき、自分を責めてしまうこともありますよね。でも時間とともに、自分自身を許し、自分に優しくすることこそが、誰かに贈り物をする優しさの「はじまりの合図」なのかなと思います。
この続編は、私たちが自分を愛し、大切にするための一冊となってくれるでしょう。




コメント