Netflixオリジナルドラマ『アドレセンス』を全話視聴しました。
本記事では 「アドレセンス ネタバレなし」 で作品の魅力を解説します。
「観ようかどうか迷っている方」「刺激的な作品よりも、じっくり考えさせられる作品を探している方」の参考になればと思って記事にします。
Netflixドラマ『アドレセンス』とは?
作品の基本情報
- 配信:Netflix
- 話数:全4話
- ジャンル:ヒューマンドラマ/社会派ドラマ
本作は、思春期を迎えた子どもたちとその親、そして社会の関わりを描いたヒューマンドラマです。派手な演出やアクションはなく、淡々と事実を積み重ねるような作風が特徴になっています。
あらすじ(ネタバレなし)
思春期の子どもを持つ家庭で起きた、ある事件。
子どもたちの小さな言動や感情の揺らぎが積み重なり、やがて取り返しのつかない状況へと発展していきます。
親はどうすればよかったのか。
子どもたちは何を感じていたのか。
そして、社会はどのように彼らを裁くのか。
誰が悪いのか、何が正解なのか――その答えを探し続ける人々を描いたドラマです。
『アドレセンス』が問いかけるテーマ
ワンカットで撮った撮影技術にも驚きましたが、『アドレセンス』が問いかけるテーマについてもとても興味深く見ることが出来ました。
- 親は子どもにどう向き合うべき?
- 偏見と差別はどこから生まれる?
- SNSで拡散される「見えない差別」
親は子どもにどう向き合うべきか?
この作品は、思春期の子どもを持つ親に「どう接するのが正しいのか?」という根源的な問いを投げかけます。
正解のない問いに直面したとき、親はどのように判断すべきなのか。作品を観ながら、自分自身の親としての姿勢を振り返らされる場面が多くあります。
例えば、Mr.Chirdrenの「タガタメ」という2000年くらいの歌の歌詞に、うろ覚えだけど下記にこんな感じだったかなと記載します。
子供らを被害者に加害者にもせずにこの街で暮らすため、まず何をすべきだろう?
でも、もしも被害者に、加害者になったとき、かろうじて出来うることは、
相変わらず、性懲りもなく
愛す以外にない。
子どもの世界を年を取った親がすべて理解できるわけじゃない。もしも加害者、被害者になったときにできることとしたら、アドレセンスに出てくる両親のような行動なのかもと考えさせられます。
偏見と差別はどこから生まれる?
人はほんの些細な違い――耳の形や顔のパーツといった外見の差が1mm違うことでさえでさえ、偏見を持ち差別を生み出してしまいます。
ドラマの中では、「見た目」「雰囲気」による評価が子どもにとって「呪い」のように重くのしかかる様子がリアルに描かれています。大人では理解できない「子どもたちの文化」が、いかに思春期の子どもを追い詰めていくのか、人生を左右するほど大きな痛みになり得るのかを問いかけています。
SNSが拡散する「見えない差別」
現代社会では、SNSを通じて偏見や差別が一気に拡散していきます。
しかも、そのやり取りは親世代からは見えにくく、子どもたちは密かに追い詰められていくのです。
また、親世代には理解できないテクノロジーの細かな暗号を使用して匠に子どもの文化を形成しており、大人ではケアしきれない子どもの感情を描いています。現代の大人はなぜかお金を稼ぐのに忙しく、子どもの文化に触れることが難しいことも「アドレセンス」を見ていて思ったことです。
『アドレセンス』は、そんな「見えない差別」が子どもをどれほど傷つけるのかを強く描き出し、視聴者に「私たちはどう対応すべきか?」という難しい問いを突きつけます。
まとめ
Netflixドラマ『アドレセンス』は、アクションや刺激的な展開は少ないものの、見終えた後に深い問いを残してくれる社会派ドラマです。
「親として子どもにどう向き合うか」
「偏見や差別はなぜ生まれるのか」
「SNS社会に生きる子どもをどう守るのか」
――こうしたテーマをじっくり考えたい方に、ぜひおすすめしたい作品です。



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