図書館司書資格を目指す上で避けて通れないのが「図書館サービス概論」です。
この科目では、図書館が果たす役割や、資料と情報の提供方法について体系的に学びます。
本記事では、実際の大学のレポート合格例をもとに、図書館サービス概論の重要なポイントをやさしく解説します。
図書館司書を目指している方や、これから履修を始める方の参考になれば幸いです。
※ここで紹介している図書館概論はあくまでも科目の中の一部になります。

一部内容が情報サービス論と被るところがあります。レファレンスサービスについて詳しく知りたい方は情報サービス論ページをご覧ください。
図書館サービス概論とは?
図書館サービス概論は、図書館の役割と機能を学び、利用者に対する「サービス」をどう設計・提供するかを学ぶ科目です。
図書館のサービスは大きく以下の2つに分類されます。
- 資料提供サービス:本や雑誌などの「モノ」を貸したり、閲覧させる
- 情報提供サービス:資料の中身=「情報」を探す手助けをする
これらのサービスを通じて、図書館は「創造的な社会づくりに貢献する公共施設」としての役割を担っています。

資料提供サービスと情報提供サービスって何が違うの?

資料提供サービスは「貸出」や「閲覧」など、情報提供サービスはどうやって知りたい情報を見つけるか「手伝う」ことです。
資料提供サービスとは?
資料提供サービスの基本
資料提供サービスは、図書館が収集・整理・保存した資料を、利用者に「閲覧」「貸出」などの方法で提供するサービスです。
公共図書館では特に活発に行われている基本的なサービスであり、図書館サービスの土台となっています。
:例として
- 図書の館内閲覧
- 本・雑誌・DVDの貸出
- 子ども向け読み聞かせコーナーなど
書架整理と貸出の重要性
図書館では、利用者が目的の資料をスムーズに見つけられるように、日々「書架整理」が行われています。
書架整理とは、資料の配列を整えたり、不要資料を除去したりする基本業務です。
また、日本図書館協会から刊行された「市民の図書館(1970年)」では、貸出サービスが十分に行われることによって利用者のレファレンスへのニーズが生まれ、拡大すると述べられています。

貸し出し第一!貸出がすべてのはじまりだ!ととらえたんですね。

図書館といえば本を借りるっていうイメージだもんね。
OPAC(蔵書検索システム)の活用
現在では多くの図書館が OPAC(オンライン蔵書検索システム) を導入しており、来館せずに検索が可能です。
これにより、利用者は事前に資料の有無や場所を確認できるため、アクセス性が飛躍的に向上しました。
情報提供サービスとは?
情報提供サービスの基本
情報提供サービスとは、資料の中に含まれている「情報」自体を提供するサービスです。
利用者が「何を」「どうやって」探せばいいのか分からないとき、図書館員がその橋渡しを行います。
:例として
- レファレンスサービス
- レフェラルサービス
- 調べ方案内
- 調査支援

学生が宿題で何かを探している場合は調べ方案内や調査支援を行います。

学生の宿題は答えを教えちゃいけないんだね。
レファレンスサービスとは?
レファレンスサービス は、利用者の質問に対して、図書館員が資料や情報を探して提供するサービスです。
単に答えを伝えるのではなく、「どうやって調べるか」を伝えるのが特徴です。
具体的な流れ:
- 利用者の質問を丁寧に聞き取る
- 情報ニーズを明確にする
- 適切な資料・情報源を選び出す
- 必要があれば探索方法を教える
例:
「奈良時代の服装について知りたい」という学生に対して → 関連図書の場所、検索キーワード、参考図書を案内する。
レフェラルサービスとは?
レフェラルサービス とは、図書館内で答えられない質問に対して、外部の専門機関や専門家を紹介するサービスです。
医療・法律・専門技術など、図書館員の専門外の内容については、レフェラルサービスが求められます。
注意すべきケース:
- 医療相談(例:病名や治療法の案内)
- 法律相談(例:契約トラブルの対処方法)
図書館では、こうした内容には直接回答せず、適切な機関の紹介にとどめるのが原則です。
図書館サービスが持つ社会的意義
図書館サービスは、単に本を貸す場所ではなく、あらゆる人が情報へ平等にアクセスできる社会の基盤として重要です。
情報リテラシーが問われる現代において、図書館員が行う資料・情報提供サービスは、創造的な学びや問題解決を支える不可欠な存在です。
レファレンスサービスで情報源を直接提供する場合は、必ず情報源を参照して、複数の情報源を提供することで回答内容の信憑性を高めて異なる視点の情報を提供することが望ましいです。

SNSに書いてあったからじゃダメなのね。

玉石混合の情報から確かな情報を探すお手伝いをすることも図書館サービスの意義だと思います。
まとめ:図書館サービス概論は司書としての土台を築く重要科目
「図書館サービス概論」は、図書館司書になるために欠かせない基本科目であり、図書館の根幹を成すサービスを理解するための第一歩です。
図書館は「資料提供サービス」と「情報提供サービス」を基本とする図書館サービスによって単なる本の収容施設ではなく、すべての利用者が創造的な社会づくりに貢献・寄与することが出来る施設と成り得ます。
図書館サービスをしっかり理解すると図書館がどれだけ社会にとって有意義かしっかり学習できます。
レポート作成・試験対策のポイント:
- 「資料提供」と「情報提供」の違いと具体例を押さえる
- レファレンスサービスの流れと役割を理解する
- 書架整理やOPACなどにも注目!
- 図書館の社会的役割を意識して記述する
最後までお読み下さりありがとうございました。
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