※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
「人類の誕生って、どうやって始まったの?」そんな素朴な疑問に、壮大なスケールで答えてくれるのが『サピエンス全史』。
けれど活字ばかりだと手が伸びにくい…そんな方におすすめなのが、この『サピエンス全史 漫画版 人類の誕生編』です。想像以上に大きくて重厚な本、でも内容は漫画で親しみやすく、人類の進化を新しい視点で見せてくれました。

本の第一印象:サイズにびっくりでした!サイズはなんと20.8 x 2.2 x 27.5 cm!おかげで絵が大きく分かりやすかったです!
なぜ漫画版を選んだのか?
『サピエンス全史』には前から興味がありましたが、活字だけで読むのは正直ハードルが高い…。
その点、漫画なら視覚的にストーリーがスッと入ってくると思ったのです。
そして意外だったのが、この漫画は日本の漫画家ではなく、海外作家によるものということ。
作画を担当しているのはダニエル・カザナヴさん。
読み方も日本の漫画とは逆の左から右。アルファベット文字を読むような方向で読むということに違和感を感じたのは本当のところですが、読み進めるとすぐ慣れました。

漫画の方が読みやすいことは間違いありませんでした!
内容は?:科学と物語の融合でスイスイ読める!
この漫画の魅力は、話題の本「サピエンス全史」、ユヴァル・ノア・ハラリの主張がわかりやすく描かれていること。小学校高学年や中学生から大人まで、スムーズに読める工夫が満載です。
特に面白かったのは我らホモサピエンスが成しえたピラミッドの建設や月面着陸などの偉業は大規模な協力するという能力のお陰だということです。
人類の大規模な協力とは?
例えば、「ホモ・サピエンスはなぜ月まで行けたのか?」その答えは、“大勢で協力する力”を獲得したからだといいます。
本書によると大規模コミュニケーション能力はホモサピエンスは7万年前に獲得したと語っています。
昆虫やほかの動物だってコミュニケーションは取りますがホモサピエンスのコミュニケーションの特徴は言語とフィクションだと本書は語ります。
言葉とフィクションが世界を変えた?
ホモ・サピエンスの最大の武器は「言葉の応用力」。限られた数の音と記号を組み合わせて意味の違う文章をいくらでも作り出せるということから世界のありとあらゆる情報を大量に吸収し、伝達することが出来るということです。

例えば「今朝、ごはんを食べようとしたら白米が家族の分だけで終わりそうになったから、家族に譲ってパンを焼くことに決めたんだ。パンの賞味期限は明日だから食中毒の警戒をすることもないし、オーブンレンジで焼いてバターを塗って食べた。でも家族は僕が白米を食べないことによって今朝のご飯の量がみんなお腹いっぱいになって食べることが出来たということは知らないんだよ」という複雑な行動や感情コミュニケーションも伝達することが出来ます。
7万年前だとパンとかコメじゃないですね。あの川にワニがいるから迂回していこうというような細かな情報伝達を持つことによって集団での行動計画を練ることで、人間同士の高度な協力関係が出来るようになったということですね。
また、噂話も重要な役割を持っています。芸能人の不倫や政治家の汚職など、日常にあふれる噂。これも集団内の情報共有・ルール作りに不可欠だと語られます。
たとえば、芸能人の不倫やスキャンダルに人々が強い関心を持つのも、実はホモ・サピエンスの本能に根ざした行動だとハラリさんは言います。
私たちは常に「仲間内で何が起きているのか」を把握しようとする生き物。集団内での生存と繁栄を左右する情報を、たとえ噂話という形でも収集・処理しようとする習性を持っているということです。

芸能人の不倫や熱愛がスクープになるのも人類の生存と繁栄に関連していたんですね。
「あの政治家が不正にお金を稼いでいるらしい」「あのインフルエンサー、裏ではこんなことをしていた」など、内容の善悪にかかわらず、噂は人間社会において重要な情報共有手段でした。ハラリさんはこのような“噂話”こそが、社会規範を保ち、集団の結束力を高める機能を果たしていると指摘しています。
大勢で協力する力に必要なのは「言語」と「フィクション(虚構)」です。
マジックナンバー「150」と神話の力
一人の人間が親しくできるのは150人までというマジックナンバーがあります。
街であっても見分けられる相手は150人が限界だといわれています。150人を超えると集団のまとまりに必要になるのはフィクション(虚構)だと指摘していますね。
同じ神話を信じていれば他人同士でも大勢で協力し合える。ホモサピエンスが世界を支配しているのはホモサピエンス自身で生み出したフィクションを信じることが出来たからと語っています。みんなが同じフィクションを信じていれば同じ規則に従って協力し合えるというわけですね。

チンパンジーは神様がいる物語を作らなさそうですよね。
例えば「私は神の声が聞こえる私の言葉に耳を貸さないと罰が当たるぞ」というのもみんなが信じれば同じ行動様式で動くから見知らぬ人とも協力できるということです。
二重の現実を生きる人類
特殊な認知能力、創作や記憶や学習、コミュニケーションの能力が高かったからホモサピエンスは地球上で威張ってられるということです。
この認知能力が登場したのが7万年前で「認知革命」と呼んでいます。「認知革命」以来ホモサピエンスは二重の現実を生きています。

ひとつは肉体から見える景色があって、もうひとつは神々や国家、会社というような想像上の現実の二重の現実を人類は生きています。
今では想像上の現実の方が現実よりも多重化してきていて頭がさらに肥大していきそうな勢いですね。ゲームの世界観も現実とらえれば現代では無数の現実を人間は生きていることになりますね。
読後の気づき:今、自分はどんな“フィクション”を生きている?
本書を読み終えたあと、ふと考えました。今、自分はどんな物語を信じて生きているんだろう?
国家の物語、虚構の物語、会社の物語、家族の物語。物語の中を生きているからこそホモ・サピエンスだともいえるでしょう。
人間は、共通のフィクションを信じることで、大勢で協力し、社会を築ける存在だということが本書を読むことで明確になってきました。

人類って長~い歴史があって今の現代を生きてるんだなとロマンを感じます!
まとめ:漫画だからこそ届いた「サピエンス全史」
『サピエンス全史 漫画版 人類の誕生編』は、ただの知識本ではありません。
「人間とは何か」「なぜ今の世界があるのか」を、自分ごととして考えるきっかけをくれる一冊でした。
また、漫画の絵で分かりやすく知識欲も満たしてくれる良書です!
活字が苦手でも、漫画ならきっとすっと頭に入ってきます。
ホモ・サピエンスの本質に触れてみたい人に、心からおすすめです。
最後までお読み下さりありがとうございました。
ブログ村に参加しています!更新の励みになるので、もしよかったら、ポチッと押していって下さい。



コメント