今、ミステリ界で最も注目を集めている作家の一人が、現役の医師でありながら小説家としてデビューを果たした山口未桜さんです。彼女は処女作である『禁忌の子』で第34回鮎川哲也賞を受賞し、さらにその完成度の高さから2025年本屋大賞で4位、「週刊文春」ミステリーベスト10で第3位に輝くという快挙を成し遂げました。

近所の図書館では「禁忌の子」は64人待ちだったわ!すごい人気!!
山口未桜さんの作品は、現役医師の専門知識に裏打ちされたリアリティ溢れる医療描写と、読者の予想を裏切る緻密な本格ミステリのプロットの融合です。
本記事では、この大型新人と称される山口未桜さんのプロフィールから、衝撃のデビュー作『禁忌の子』、そして待望のシリーズ第2弾『白魔の檻』まで、その魅力をご紹介します。
山口未桜プロフィール:医師・作家・母の「三刀流」
山口未桜(やまぐち・みお)さんは、1987年兵庫県生まれで、現在は大阪府に在住しています。なんと!医師・作家・母の「三刀流」だっていうじゃないですか!!
SNS:X/@biliary_egg

もう多彩過ぎて、付いていけないですね…..。だからこそ並外れた作品が書けるのです!!
【経歴と創作活動】
- 学歴と専門:神戸大学を卒業しており、胆膵内視鏡専門の消化器内科医として勤務しています。
- 二刀流のルーツ:高校時代は文芸部に所属し、初めて書いた短編ミステリがコンクールで佳作を獲得したことで「作家になりたい」と強く自覚。しかし、家族の反対もあり、最終的には医師の道を選択しました。
- 執筆再開とデビュー:2020年、新型コロナウイルス流行と出産が重なったことを機に小説執筆を再開。長編小説の執筆と改稿を続け、2024年に『禁忌の子』で第34回鮎川哲也賞を受賞し、小説家デビュー。
- 現在の活動:現在も医師としてフルタイム勤務を続ける傍ら、小説を執筆しており、4歳の娘を持つママさんでもあります。

初めて書いた短編ミステリでコンクール佳作…医師の方が作家よりも良いと親の説得があり、医師になって作家活動もやるなんて創作についての情熱がすごいわよね!!
山口さんの作品は、現役医師としての現場経験を活かしたリアリティと、ミステリ作家としての緻密な構成力が融合していて、まさに「現役医師だからこそ描ける重いテーマ」と「謎解き要素の巧みな組み合わせ」を書かせたら「唯一無二」の説得力があります。

まんが界で言えば手塚治虫みたいなスペックの方が小説書いてるようなもんです!
衝撃のデビュー作『禁忌の子』:医療×本格ミステリ
- 著者:山口未桜
- 出版社:東京創元社
- 発売日:2024年10月10日
- 価格:1,870円(税込)
- ISBN:978-4-488-02569-4
- ページ数:320ページ(ハードカバー形態データ)
- 備考:デビュー作/第34回鮎川哲也賞受賞
『禁忌の子』は、「過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ!」です。
救急医・武田渡の元に、身元不明の溺死体「キュウキュウ十二」が搬送されてくるところから始まります。驚くべきことに、その遺体は武田と瓜二つでした。武田は、旧友で同僚の医師・城崎響介と共に、この遺体がなぜ死んだのか、そして自分自身との関係は何なのかを調査し始めます。調査の鍵を握る人物に会おうとした矢先、その人物が密室内で死体となって発見されるという、さらなる謎が浮上します。武田は自らのルーツを辿った先で、思いもよらぬ真相に直面することになります。

医師である武田さんの思いもよらぬ真相って何かしら!?
読者を射止めた魅力とテーマ
読者の心を射止めて刺さって抜けない禁忌の子の魅力は以下の4つにあると思います!
1. 一気読み確定の没入感:冒頭の「自分と瓜二つの遺体」という衝撃的な設定から、読者はすぐに物語の世界に引き込まれ、緊張感のあるタイムラグを経て、一気読みへと駆り立てられます。
2. 医師ならではのリアリティ:現役医師である山口さんの強みにより、蘇生シーンなどの医療行為の描写は臨場感が抜群で、物語の展開を邪魔しない巧みな医学的知識の使い分けがされています。

当たり前だけど、現役の医師だからこそ臨場感と生々しさがあるのよ…!
3. 深い倫理的テーマ:本作は単なる謎解きにとどまらず、生殖医療や生命倫理という現代社会の深い課題をテーマに取り上げています。タイトルである『禁忌の子』は、倫理的に許されない形で生み出された子供たち、あるいは医療技術の進化が生み出すタブーを象徴しています。
4. 探偵役・城崎響介の魅力:主人公・武田の旧友である城崎響介は、論理的思考と優れた分析力を持つ探偵役です。感情を模倣するというユニークな設定を持ち、武田との対照的なバディ関係が物語に動的な要素を加えています。

設定からして面白そうだよね!
シリーズ第2弾『白魔の檻』:極限状況下のクローズドサークル
『禁忌の子』で高い評価を得た山口未桜さん。今度は探偵役・城崎響介を中心としたシリーズの続編として『白魔の檻』を刊行。この作品は、2025年8月29日に東京創元社から発売ですね。
- 著者:山口未桜
- 出版社:東京創元社
- 刊行形態:上製本・四六判
- 発売日:2025年8月29日
- 価格:1,980円(税込)
- ISBN:978-4-488-02932-6
- ページ数:352ページ
『白魔の檻』の舞台設定とあらすじ
物語の舞台は、北海道の小さな町、更冠町(さらかっぷちょう)にある総合病院。兵庫市民病院から更冠病院へ研修医として派遣された春田芽衣(今作の語り手)は、城崎響介と共に現地へ向かいます。ところが、病院は霧と硫化水素ガスによって完全に封鎖されてしまいます。これは、いわゆる「クローズドサークルモノ」と「館モノ」の良いところ取りの極限状況です。
病院内で、芽衣の元コーチである事務員の女性が変死体として見つかります。さらに大地震が発生し病院が封鎖される中、犯人を捜す過程で、今度は院長の首なし遺体が発見されます。一連の事件の鍵を握るのは、更冠病院で発生した医療ミスによる事故でした。
浮き彫りになる地方医療の現実
この作品は、濃霧の中で発生する連続殺人事件というスリリングな展開に加え、地方医療の限界というリアルなテーマを浮き彫りにしています。人手不足が原因で産婦人科が廃止されたという劇中の設定は、近年の地方都市における医療現場の現状を反映しています。
読者からは、海堂尊氏の医療ミステリと比較してもさらに読みやすいと評価されており、医療現場の現状についても深く考えさせられる作品となっています。城崎響介と春田芽衣は、今後、推理小説界の名バディとしてシリーズ化していくことが期待されています。

物語を楽しみながら、地方の医療の現実を提起している作品なんですね!!

山口未桜「白魔の檻」特設サイトではなんと2章まで試し読みができるわ!読んでから購入してもいいわね!それだけこの「白魔の檻」に東京創元社さんが力を入れてるのが分かるわね!
まとめ:山口未桜作品が「おすすめ」される理由
山口未桜さんの作品がミステリファンや一般読者から強く支持され、「おすすめ」されるのは、以下の3点に集約されます。
1. 現役医師だからこそ描けるリアリティ:医療現場の緊迫感や専門知識に基づく描写は、物語の説得力と臨場感を格段に高めています。
2. 倫理に切り込む重厚なテーマ:単なる謎解きではなく、生殖医療、生命の尊厳、親と子の絆といった現代社会が直面する倫理的課題に深く切り込んでおり、読者に考えるきっかけを与えます。
3. ミステリとしての高い完成度:鮎川哲也賞を受賞した『禁忌の子』、そして極限の閉鎖空間を描いたシリーズ続編『白魔の檻』 と、本格ミステリとしての緻密なプロットと疾走感を兼ね備えています。

フルタイムで現役で働いている医師だからこそ書ける小説。貴重な文章が結集して創作される宝石みたいな作品です。
デビュー作『禁忌の子』で「ストーリーテラー」と称された山口未桜さん。その作品は、知的興奮と深い感動、そして読み終えた後の余韻を求める読者にとって、まさに最高の読書時間となるでしょう。ぜひ、この注目の現役医師作家の傑作ミステリをお手に取ってみてください!





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