「そうか……ヤツならまたやってくれるだろう……」
謎の信頼感を持つ主人公成瀬の行動記録である、2023年3月に刊行された宮島未奈氏のデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』は、2024年本屋大賞や坪田譲治文学賞など数々の賞を受賞し、大きな話題となりました。続編の『成瀬は信じた道をいく』と合わせ、本シリーズは累計発行部数200万部を突破するベストセラーとなっています。
そしてこの度、唯一無二の主人公・成瀬あかりの物語が堂々完結を迎えます。2025年12月1日に発売される待望のシリーズ第三弾、『成瀬は都を駆け抜ける』(#成駆)は、滋賀県大津を飛び出し、千年の都・京都を舞台に成瀬あかり史の大団円を描き出します。

もう成瀬が見られなくなっちゃうなんて……さみしいって人も多いわ。
この記事を読めば、シリーズ全体の魅力と最新作の楽しみ方が明確になり、あなたの「成瀬」ライフが100倍充実すること間違いなしです(ネタバレは一切ありません)。

地元のマンホールになるほどの人気を誇る成瀬を主人公にした3部作はどのようなストーリーなのでしょう?
前作2作のあらすじ:成瀬あかりの軌跡を振り返る
「成瀬あかりシリーズ」は、滋賀県大津市を舞台に、我が道をいく唯一無二の主人公・成瀬あかりを中心とした青春小説の連作短編集です。主人公の成瀬あかりは、周囲の目を気にせずマイペースに生きる、スケールの大きな夢を語る女子です。

成瀬は200歳まで生きることを目標としています。この本を読むと不思議と自分も200歳まで生きようって思えちゃうから不思議ですよね。
第1作:『成瀬は天下を取りにいく』
シリーズの幕開けであるデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』は、成瀬あかりの中学2年生の頃から高校3年生の頃の出来事を中心に描かれます。
• 西武大津店に捧げた夏: 中2の夏休み、閉店を控えた西武大津店に毎日通い、中継に映るという幼馴染の島崎みゆき(自称・成瀬と同じマンションに生まれついた凡人)への宣言から物語が始まります。

西武大津店閉店をこんなスケールで取り上げていいのか滋賀県民が震えたわ。
• 天下取りへの挑戦: 漫才コンビ「ゼゼカラ」を結成してM-1に挑戦したり、実験のために坊主頭にしたり、「二百歳まで生きる」と堂々宣言するなど、全力で我が道を突き進む成瀬の姿が描かれました。

膳所から世界へ!の決めポーズがあるのですが、描写が上手くどんな動きをしているのか分かるから笑っちゃうんですよね。
• 評価: この作品は、2024年本屋大賞、坪田譲治文学賞など多数の賞を受賞し、大きな話題となりました。
第2作:『成瀬は信じた道をいく』
高校3年生から大学1回生頃の成瀬あかり史を描いた続編です。「天下を取りに行く」から「信じた道を行く」に変わり、成瀬の成長や変わらない型破りな箇所が見れる一冊です。
• 新たな交流: 「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生など、個性豊かな新たな面々が成瀬あかりの歴史に名を刻みます。

なぜか成瀬って自信満々なのよね。成瀬の根拠のない自信に憧れる読者も多いからこれだけ指示されているのだと思うわ!
• 謎の失踪?: 物語は、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書き置きを残して失踪している、という読書の興味をそそる展開でパワーアップしています。
第3部『成瀬は都を駆け抜ける』はどのようなあらすじか
完結作となる『成瀬は都を駆け抜ける』では、舞台が滋賀県大津から、千年の都・京都に移ります。
- 成瀬: 成瀬あかりは、滋賀県立膳所高校を卒業し、晴れて京大生となります。
- 京都での出会い: 新しい舞台では、ますます個性豊かな面々が登場します。
- 一世一代の恋に破れた同級生。
- 「達磨研究会」なる謎のサークル。
- 簿記YouTuber。
- 娘とともに地元テレビの取材を受ける母。
- 憧れの人に一途に恋焦がれる男子大学生。
- 島崎への速達: そして、幼馴染の島崎のもとには、成瀬から突然速達が届くという展開が待っています。

島崎への速達はどんな内容が届くのでしょう。あの成瀬が速達?!もう楽しみしかない!!
全6篇を通して、最高の主人公である成瀬あかりに訪れる大団円が見届けられます。京大生となった成瀬が「京都を極める」姿に注目です。

大団円って宮島さんっなんで3部作にしちゃうのよ~~!!これからも成瀬の成長が見たい!!続編を早くから希望するわ!私は!!
第3部『成瀬は都を駆け抜ける』
成瀬は都を駆け抜ける 単行本 – 2025/12/1
宮島未奈 (著)
200万人に愛された主人公、成瀬あかり。彼女の行動は突拍子もないようで一貫しており、自信満々ですべての行動が成功するのかと思えば、失敗も多いという不思議な生きざまの持ち主。大事なのはいつも成瀬は挑戦していた。自らの意思が通らないときも、うまくいかないときもいつだって自信満々。
現代日本人に足りない根拠のない「自己肯定感」に憧れて1部、2部と読まれた方はもはや3部作「成瀬は都を駆け抜ける」に魅了されること間違いない。
読書満足度の星を付けておこう。
「ヤツならやってくれる」
読書満足度
著者:宮島未奈プロフィール
この魅力的な「成瀬シリーズ」を生み出したのは、作家の宮島未奈(みやじま・みな)さん。
- 出身・経歴: 1983年に静岡県富士市で生まれ、現在は滋賀県大津市に在住されています。京都大学文学部を卒業されています。
- デビュー: 2021年に「ありがとう西武大津店」で「女による女のためのR-18文学賞」の大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞し、2023年に同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』で商業誌デビューを果たしました。
- 主な受賞歴: 2024年には『成瀬は天下を取りにいく』で本屋大賞と坪田譲治文学賞を受賞されています。
- 他の著書: 成瀬シリーズ以外にも、『婚活マエストロ』や『それいけ!平安部』といった著書があります。

婚活マエストロは今話題のチームみらい安野たかひろさんの妻である黒岩里奈さんの編集ね!
まとめ:成瀬あかりの「大団円」を見届けましょう
成瀬あかりの人生は、常にスケールが大きく、周囲を巻き込みながら進んでいきます。彼女の魅力は、目標に届かなくても落ち込まず、日頃から口に出して「種をまいておく」という考え方にあります。また、「何になるかより、何をやるかのほうが大事」と考えており、そのブレない姿勢が読者に元気と勇気を与えてくれます。
『成瀬は都を駆け抜ける』は、そんな成瀬あかり史の完結であり、彼女が京大生として新たな舞台である京都で、いかに我が道を極めるのかが描かれる期待の一冊です。

宮島さんにお願いするわ!4作目も書いてください!!
ネタバレなしで、これまでの成瀬の物語を心に留めつつ、最高に個性的な面々と共に織りなす全6篇の最高の大団円を、ぜひご自身の目で見届けてください。





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